11/6/2022, 1:29:50 AM
雲の隙間から差した光の中を
天使が舞っている
よくみたらそれは数羽の鳥で
僕は現実の美しさに打たれているだけだった
翼があればどこへでも行ける時代に
コーヒーを淹れてちびちびと飲んでいる
冷え込んだ朝の外気に
羽をつけて解放したはずの心が
どこにも行かないと言って戻ってきた
秋だから、寒いから
今日は僕に寄り添ってくれるらしい
11/4/2022, 11:46:11 PM
物悲しくきらめく光の中に立つと
このままどこかへ行ってしまえたらと思う
もう一度君と
手を繋げればいいのにと思う
11/2/2022, 2:23:23 PM
寝る前には飼い猫におやつをあげる
そうしないと猫は明け方に僕を叩き起こしにくるから
君はきっと自分の時間軸で動いているんだね
だから僕みたいな人間の作る時間割りなど君には通用しない
ときどき君はすごく従順な眼差しを僕に向けてくるけれど
それもきっと僕の思い違いなんだろう
その眼差しに大した意味はないんだ
おやつを食してしまえば君はどこかへプイっと行ってしまう
僕らは他人で
属性も違う
だけど離れることなく
ずっと一緒に暮らしているのは
君が猫で、僕が人間だから
僕は100パーセント 君を許してしまう
11/1/2022, 12:25:10 AM
僕の頭の中に理想郷がある
誰もそこにはたどり着けない
僕もだ
きのう出会った人の頭の中にも
理想郷があった
だけど僕はそこにたどり着けない
その人もだ
みんな現実世界に生きていて
両足で歩いて、肺で呼吸していた
何かの救いのようにコーヒーを飲んで
横書きの知識を自分の中に詰め込んで
半月の夜を快走する電車に乗って
帰っていく
どこへ向かおうとも必ず
発車のベルが鳴る
平等だ
10/31/2022, 8:04:41 AM
懐かしいって
いい感情だな
ほっとするし
嬉しくなるし
じんとくるし
それから切なくなって
うるっときて
かみしめてる