死にたい
君より辛い人なんてこの世には沢山いるんだよ?
生きたくても生きれない人もいるんだよ?
なのになんで、恵まれたお前が死にたがるの?
うるさい、ほっといてよ…そして死なせさてよ
なんで?
死にたくないのに死んだ人達もいるんだよ?
なんで、死のうとするの?
その人たちに悪いと思わないの??
知らない!!!!!どうでもいい!!!!
他の人なんて、生きたくても生きれない人も、死にたくなくて死んだ人も、私より辛い人もそんなの私が死にたいと思うのに関係なんてない!
なんでその人たちに私が悪いと思わなきゃいけないの?
私は悪いことなんてしてない…
ただ疲れただけ、
そりゃ大して苦労もしてないさ、恵まれた環境で、勉強してご飯も水も不自由なく手に入ったさ、それでなんで死ぬかって?
それが幸せだと思うな。
人には人の考えがある。ご飯が食べれて何不自由なく生きて、幸せじゃない?それは違う。でも言い方を変えればただ不幸じゃないだけ……
人の心は満たされなきゃ生きていけない。
ただそれだけ…簡単なこと
ホントは?
後悔したことは無いの?
未練はないの?
やり残したことは無いの?
言い残したことは無いの?
生きたくないの?
もし、まだもう少し望んでもいいなら、
もう少しだけ生きててもいいですか?
私は雨が嫌い
髪の毛のセットも時間かけてもすぐとれる…
誰が
''梅雨"
なんて喜ぶんだろう
田んぼや畑にはいい影響?
カエルたちも喜んでるかもしれない?
確かに雨が降らなかったら、色々なところに影響が出る…
でも梅雨の時期ほど降る必要なんて何処にもない…
なんなら、梅雨のせいで川の氾濫とかも起きるんだから…
梅雨なんてなければいいのに…
いつものようにそう思いながら歩いていく。
「はぁ、」
今日は体育もあったり、何も無いところでつまづくし、悪いことが続いていてもう全部嫌になってくる
ブロロ-
「えっ、」
バシャッという音が聞こえた時には遅かった…
「はぁ、ホントにありえない」
ずぶ濡れになってしまった。もうここまで濡れたら傘も必要ないだろなんて思いながら、傘を閉じようとすると、
「大丈夫?あれ酷いね、全然スピード緩めなかったし、」
「えっ、あぁ、大丈夫です。」
「良かったらハンカチ使って」
「ありがとうございます。」
どうしてこんなに優しくしてくれるんだろ
なんだろ、めっちゃ顔熱い…
「急なんだけど、君の髪、かわいいね」
「えっ?」
「明日は晴れますか?」
隣にいた君はそう言った。
「晴れるんじゃないかな、、あんまり天気予報見てないからわからないけど」
僕がそう答えると君は少し悲しそうな目をして、笑顔でありがとうと返してきた。
雨がよかったのかな…
方向が同じ、ただそれだけで君は僕の隣にいてくれる。
この時間がずっと続けばいいのに…
…ポツン
「雨?」「えっ、」
ポツポツ
とりあえず近くの公園で雨宿りをした。
「どうしようか、」
「ね、どうしよ」
当然傘なんて持ってないし、近くにコンビニもない。
「少し待ってみるか」
「うん」
「やんできた?」
「うん、通り雨だったみたい」
「帰ろうか…」
「そだね」
雨はすっかり上がってあんなに降ったのが嘘のようだった。
それでもいつもよりは時間が遅くなって日も沈んできたな、
綺麗だなぁ、夕日が映る君の目が…
そういえば…
「夕日が綺麗ですね」
知ってるかな、
「月も綺麗でしょう」
「知ってるんだ。」
「まぁね、そっちこそ」
「この間何かで見たんだ」
「明日は晴れますか?」
「それもなにか意味ありそうだね、ちょっとだけ待って」
「ふふっいいよ、別に」
「いや、知ってるんだ」
確か…
「間違いなく明日も晴れでしょう」
「明日は晴れますか?」
私の気持ちはあなたに届いていますか?
「夕日が綺麗ですね」
このままもっと一緒にいたい
あの日、私は逃げた…
自分のホントの気持ちから
あってはいけない、殺さなきゃいけないのに、それすら出来なくてそれから逃げた。
こんな私を許してくれますか…
先週から梅雨に入ってここしばらくずっと雨が降ってる
私はイヤホンをさして教室を出た
皆は雨が続くと嫌と言うけど、私は雨が好きだ。
だって雨が地面に落ちる瞬間がすごく綺麗だから、まるでこの世じゃないかのように…
もし雨が上がったら、梅雨が終わったら、それは見えなくなる。
私は雨の中を歩いて川までたどり着いた。
いつもならあんなに小さい川も、雨が続いたから凄く激しくなっている。
「もし、ここで死んだら、、どうなるかな」
その声は川の音に飲み込まれていってしまった。
死んでみたい。だからって辛いことがあったとか病んでるとかではない
ただ、雨に溺れて死ねるならそれは凄く綺麗なんじゃないかって考えただけ、、
その好奇心は止まることを知らなかった。
どうせ私は必要となんてされてない。
母親からは奴隷のように私を使い
父親には殴って蹴られて、
姉は私なんて空気のように、そこに居ないかのように、友達からは菌のように扱われて
家も、教室も、外も、何処にも私を見てくれる場所なんてなかった。
どうせ死ぬなら雨に溺れて死にたい
「だから……いいよね」