風景
私の目を移り変わる風景
一瞬足りとも同じ風景などない。
まっすぐ見てたり、下を向いたり、時々上をむく。横を見たり、目を瞑ってみたり、色んな風景が巡り巡る。
私の風景は私だけのもの。
貴方にはあげない。だって綺麗だもの、私の風景。人生で1度きりしかない風景を私だけが満喫してるの、それは寂しいと感じる時もある。けどね、1番の味方で、1番近くにあるもの。
誰かじゃない。話せる訳でもない。何かを感じ取ってくれる訳でもない。それでも、いつも私を助けてくれる。それが私の風景。
貴方の風景はどんな風景?私には分からない。それが嫌と感じたとしても大切にしなさい。それが1番の教えだと思いなさい。
自然、人間がどんなに成長しても勝てないもの、時に脅威となって襲ってくることもある。それでも助けてくれる。
ほら、前を向きなさい。時々振り返ってみて、自分の見てきた風景を
きっと綺麗だから…
フラワー
私は花が好きだ
何故だと思う?
花には一つ一つの意味がある、言葉ももちろん。咲く場所、季節、それぞれが意味を持っている。
貴方の足元にある花も雑草も意味がある。意味もなくフラフラ歩いている人間なんかよりも、よっぽど有意義な時間だろう。
あの花の蕾も、あの花の草木も、あの花の根も、あの花の花びらも、人間なんかよりよっぽど綺麗だ。
もし、人間があの幸せな場所に足を踏み入れていいと言うのなら、それは天国に行ったのと同じだろう。
貴方はどんなフラワーを想像した?
明日がきっともっといいことがあるようにと願って、まだ終わらぬ人生で足を止めずに、もうちょっと進んでみる。
寄り道しながら綺麗な花を探しながらいつかたどり着く場所へ
「新しい地図」
何処からか春風が吹く
ザワザワ
葉が唄っているように花びらがヒラヒラと舞い落ちる
「ねぇ、探検しに行こう!」
そう手を差し伸べてくれた幼い頃の思い出…小さい頃は何を見るにも初めてで知らないところが怖いとも思わず、どんどん走って行けるような気がしていた。
どこまでもどこまでも、空まで手が届きそうで楽しかったなぁ…
知らない道、新しい場所、それは少しの恐怖とたくさんの興味で溢れている。そんな時を懐かしむ、知らないこと、知らない場所がこんなにも楽しいと知った時の嬉しさは凄かった。
まだまだ知らない場所がある。
まだ出会ってない人がいる。
まだ触れてない空気がある。
新年度、今度はどんな探検ができるかな…
まだ見てない景色を求めに
左手にはコンパスを
右手には新しい地図を持って
「さぁ、探検に行こう」
昔、大事に大事に育てていた鳥がいるの
絶対外には出さないように、鳥かごの中にいれて、餌をやって、遊び場なども豪華にあげたわ…
でもね、鳥はだんだんと衰弱していったの、それが怖くて動物病院に駆け寄ったわ…そしたら散歩をさせて体力をつけてくださいってお医者様に言われたの…無理をさせたくなくて、怖くて、外には出せなかったわ…
だって鳥かごから出したら一生戻ってこないじゃない?
人間も鳥かごの中で生きれれば楽なのにね
鳥かごの中は安全なのよ?怖いものは何も無いの、ご飯だって出てくる。それなのに、それが一番だと言うのに、外に出たいというのはわがままね。
それが人生だと言うなら、かごにしまわれたくないというのであれば、自分で責任を取りなさい?怖くたって、安全でなくたって、泣いて戻ったって、もうそこには戻れないの。
甘えないで、戻ってこないで、もっと高く
空高く飛びなさい
子供の頃は良かったなぁ……
なんでって、分かるでしょ?
公園で遊ぶのに禁止なんてなかったのに、今じゃ、ボールはダメ、うるさい声もダメってさじゃあ何して遊べって言うんだろうね、
それに、子供の頃はなんも気にしなかったもん、税も安かったし、勉強なんて難しくもない……
怒られまくったけど、そのおかげで常識のある人間に慣れたとは思うよ、それも楽しかったなぁって…
今じゃさ、怒られることに怯えて、失敗することに怯えて、人前に立つことに怯えて、正しいって言うことすら出来ずに怯えて、1人になることも怯えて、勉強が出来ないことにも怯えて、これが成長だ?
おかしな話だよ
ねぇ?大人たちはどうして怒るの?間違ったことをしたなら怒らなきゃいけないけどさ、公園で遊んでるだけでも怒られなきゃダメなの?失敗したら怒るのはなんで?
あれやりなさい、これやりなさいって
子供の頃は自分に従って、自分の好きなように、1人でも、友達とでも…自由だったなぁ