「明日は晴れますか?」
隣にいた君はそう言った。
「晴れるんじゃないかな、、あんまり天気予報見てないからわからないけど」
僕がそう答えると君は少し悲しそうな目をして、笑顔でありがとうと返してきた。
雨がよかったのかな…
方向が同じ、ただそれだけで君は僕の隣にいてくれる。
この時間がずっと続けばいいのに…
…ポツン
「雨?」「えっ、」
ポツポツ
とりあえず近くの公園で雨宿りをした。
「どうしようか、」
「ね、どうしよ」
当然傘なんて持ってないし、近くにコンビニもない。
「少し待ってみるか」
「うん」
「やんできた?」
「うん、通り雨だったみたい」
「帰ろうか…」
「そだね」
雨はすっかり上がってあんなに降ったのが嘘のようだった。
それでもいつもよりは時間が遅くなって日も沈んできたな、
綺麗だなぁ、夕日が映る君の目が…
そういえば…
「夕日が綺麗ですね」
知ってるかな、
「月も綺麗でしょう」
「知ってるんだ。」
「まぁね、そっちこそ」
「この間何かで見たんだ」
「明日は晴れますか?」
「それもなにか意味ありそうだね、ちょっとだけ待って」
「ふふっいいよ、別に」
「いや、知ってるんだ」
確か…
「間違いなく明日も晴れでしょう」
「明日は晴れますか?」
私の気持ちはあなたに届いていますか?
「夕日が綺麗ですね」
このままもっと一緒にいたい
5/31/2023, 12:55:31 PM