5/7/2026, 12:36:17 PM
初恋の日
七夕の日、零はカルピスを作った。
原液と水を混ぜて作れる簡単な飲み物。
「これが私の初恋」
零はくすりと笑った後、グラスを持ってベランダへと出た。
5/6/2026, 1:35:49 PM
明日世界が終わるのなら…
有栖は世界が終わるのなら、こう言うだろう。
「今日を楽しみ尽くしましょう? どうせ明日には死んでいるのだから!」
5/5/2026, 3:04:34 PM
君と出逢って
有栖はさくらに伝えた。
「貴方ど出逢って人生が楽しい! ねぇ、これからも一緒にいてくれる?」
さくらは微笑みながら返事を返した。
「勿論、お側におります」
5/4/2026, 8:51:34 AM
二人だけの秘密
「秘密よ」
有栖は中学生の頃、従姉妹からお酒を飲ませてもらった。
初めて飲んだ味は、苦かった。
5/3/2026, 9:41:03 AM
優しさで、きっと
この村では歴々に少年少女が生贄になった。
彼らは、何を持って選ばれたのか。
有栖は古文書を読みながら、考えにふけった。事実だけを伝える文字からは読み取れない。
「こいつらのことなんて知りたくないけれど、若人のみが対象なことは腹立たしいわね」
有栖はある考えが浮かんだが、すぐに打ち消そうとした。
「恐らく、その年に該当する……」
言いかけて、すぐ舌打ちをした。普段の彼女からは想像もつかない姿。知っている誰かが見たら、驚くだろう。
「やっぱり、腹が立つ。結局彼らの……っ」
途中でことばを切った。言葉にすれば、かつての彼らを批判することになるから。
それだけはしたくはなかった。
有栖は帰る途中、バス停でつぶやいた。
「優しさで、きっと救われた奴らはいる。けれど、あいつらは果たして貴方達を思い出したのかしらね?」