頑張って生きる一般人さん。

Open App
3/22/2024, 6:28:14 PM

カラダの奥までドロドロになるくらい
愛し合って、
次の日にはキレイさっぱり
なんも無い関係

オマエを愛しているなんて
大きな嘘ついて、
飽きたらポイするだけの関係
そうなんでしょ?

……嗚呼ホント、

バカみたい。

〜バカみたい〜

3/18/2024, 1:03:38 AM

「うん、僕は絶対に泣かないよ。だって、僕の大切な人と約束したことだから」
 高校に入学したての四月。そう言って、キミは‪笑う。痛切に感じるほどに。殴り合いの喧嘩をしていたオレを救ってくれた救世主。それと引き換えに全身はアザだらけ。オレと一緒だ。それなのにどうして微笑むことができるんだ。本当に不思議だった。真っ白な天井を見つめたあと、またキミを捉えて口を開いた。
「そっか、ありが、と。こんなオレを、助けてくれて。病院まで運んでくれて。あと花も」
「当たり前のことだよ。だって中学生の時――いや、なんでもない。じゃあ僕は、そろそろ行くね。また明日来るよ」
「あぁ、気をつけて」


 個室から出て一呼吸。彼の前では耐えることができた。彼の前では。とめどなく溢れてくる涙とともに、何とか歩を進めた。最悪の高校デビューだった。まだ続いていた。あいつらの悪さは。
 中学上がりたての頃に、あいつらは話していた。ちょっと憂さ晴らしさせろ、って。それが全ての始まり。なんの関わりもない僕が標的にされて、散々嫌なことをさせられた。そんな時に助けてくれたのは君だったのに。転校してきた君だったのに。言ってくれたじゃんか、『こういうこと、見て見ぬふりできない。オマエは笑っている方が一番似合ってる。これからも太陽みたいな明るい笑顔で、他の人のこと照らしていけよ。オレのこともな。これ、約束な』って。そんな勇気ある行動に、温かい優しさに強く心を惹かれた。
(それから、移り変わって彼に……)
 僕と同じようなことをされていた。「やめて」って言いたかった。あの時、臆病になって見ているだけだった自分が憎い。高校生になってからは大丈夫だと思っていた。でも、そんなことは無かった。再び同じ光景が目に入った時、僕の身体は勝手に動いていたんだ。
(でも、前のような彼は、いない)
 思わず足を止めて、近くの壁にもたれ掛かる。爪が食い込むほど強く拳を握った。覇気がなくなり、弱々しくなってしまった君。僕のことも記憶から抜け落ちているのだろう。あの出来事のせいで。さっきの姿、言動を思い出す度心臓が締め付けられて、苦しくなる。

 早く、早く思い出してほしい。それまでずっと僕がそばにいるから。支えていくから。

 そう切に願いながら、また僕は歩き出した。君が戻ってきた時、この胸に秘めている想いも、伝えたいから……

~泣かないよ~

3/15/2024, 9:28:57 AM

あなたの視線にあるのは――誰?

やんちゃな子供を見つめる母親のような瞳をして。

君は微笑んでいた。

校庭で楽しそうに遊んでいる僕の友達を。


僕は隣で見つめていた。

そんな君のことを。

こっちを見てほしいという気持ちを込めて。

じっと横顔を捉えていた。



きっと交わることの無い、この瞳。

君はあいつを追いかけていて、好きだってことくらい、

どんくさくて鈍い僕なんかが分かってしまうんだから。

~安らかな瞳~

3/14/2024, 6:32:30 AM

ずっと隣で
アイツの笑っている顔を見たい
素直になれないけど
愛しているのは、変わらない

オレの声が聞こえれば
ピクリと耳を動かして
すぐに走ってくる
太陽みたいに明るく笑ってくれる


ずっと隣で
彼が笑っている顔を見たい
いつもすぐに駆け寄ってくるのは
大好きだからなんだよ

ボクの声が聞こえれば
黒くて長い耳が真っ直ぐに伸びて
すぐその方向を向く
恥ずかしいのか、またぺたんと垂れちゃうけど



一人の大きくて丸まっているシッポに、
もう一人の小さくてふわふわなシッポ。
二人は目を閉じ、お互い寄り添いあっていた。

とくん
    とくん

お互いの心音が聞こえるくらい、
素直に、ひっそりと。

昼下がり、校庭にある一本の大樹の下で。

〜ずっと隣で〜

3/13/2024, 9:41:02 AM

知りたい。

あなたの名前、好きなこと、お気に入りの場所。

知りたい、知りたい。

あなたの家族、お友達、親戚。

もっと知りたい。

あなたの好きな人、今嫌いな人、憎たらしい人エトセトラ。

あなたの唯一になりたいから。

〜もっと知りたい〜

Next