頑張って生きる一般人さん。

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10/14/2023, 1:09:01 PM

子供のようにはしゃぎ疲れて、

僕の背中で寝ている君。

今日はめいっぱい体を動かして遊んだからなぁ……

おいかけっこをして、

僕に勝った時の嬉しそうな笑顔も、負けた時の悔しそうな表情も……君の様々を堪能できて良かった。

次にあった時は何をしようかな。

僕はそっと微笑みながら、昂る鼓動を何とか抑えた。

〜子供のように〜
〜高く高く〜

10/13/2023, 9:28:36 AM

なんか物足りない時に行った、駅前のクレープ屋さん。

真夏の暑い日に楽しんだ、河川敷。

悲しくて一人になりたい時に行った公園。

一つ一つの場所が、私の放課後を彩った。

どれもが大切な思い出。

今はそれを胸に、自分は社会人として生きている。

〜放課後〜

10/12/2023, 7:21:59 AM

薄いレースカーテン越しに見える君の横顔。

天使が眠っているんじゃないか、

ってくらい美しくて透明感がある。

瞼を閉ざしている君を見て思う。

この人は、数日前に亡くなってしまったんだよな、

なんて。

静かに涙を零して、ひっそりと呟いた。

「愛してる」

〜カーテン〜

10/10/2023, 10:50:47 AM

いつもニコニコの彼が泣いていた。

どうして涙を流しているのか、私は気になりすぎて聞いてしまった。

「ね、どうしたの?いつも笑顔なのに。らしくないよ」

「そ、そう、かな……ごめん、今はちょっと泣きたくて……」

そういうなり、机に突っ伏してしまった。

よほど悲しいのか、ふるふると力なく震えている。

私は「そっか」と一言だけ呟き、教室を出た。

その時に聞こえたのは、彼の笑い声。

急に笑いでしたことに、私は気味が悪くなって急ぎ足で玄関まで駆け下りた。

「――あー……こんなにオレにも話しかけてくるヤツがいるんだ。いっつも気持ち悪いって避けられてたのに……。明日からどう接しよう。ワクワクが止まんないよ……」

〜ココロオドル〜
〜涙の理由〜

10/9/2023, 8:44:29 AM

――ちょっと、疲れちゃったね。一休みしてから、また食材探し頑張ろう!今度はきっと、たくさんの人からお恵みが貰えるよ!!

……え?もう動けない?お腹いっぱい減っちゃった?

……分かった。僕の分を分けてあげるよ。それから、おんぶしてあげる!

だって、僕はお兄ちゃんだもん。これくらい、平気だよ!

……そんな悲しそうな顔しないでよ。僕はへっちゃらだって!!ほら、こんなに手足が動くんだよ!だから大丈夫。安心してよ。



僕は絶対死なない。弟を置いていかない。

僕は違う。……アイツらなんかと違う。

だから今は、弟のためにも頑張らなきゃ。そして、僕たちふたりで幸せに――

〜束の間の休息〜

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