柔らかい水滴が頬を伝う
雨なのか涙なのか分からない
とても冷たくて寒かった
雨でよかった
君にこんな顔は見せられない
慰めや傘なんていらないから
今は1人にさせてくれ
優しい目でこっちを見ないでくれ
今頬を伝っているのが涙だとばれてしまう
雨よどうか涙を隠しておくれ
一筋の光をたどる
これが正解かは分からないけど
光に向かって進む
頼れるのはこれしかないのだから
その日は嫌なことがあって俯いてとぼとぼ帰っていた
小石が目の前にあったら蹴り飛ばし
前から人が来ても避けずに歩いた
完全に八つ当たりだった
この嫌な気持ちを早くどこかへやりたかった
カーカーとカラスの鳴き声がした
上を見ると燃えるような空が目の前に広がっていて
真っ黒のカラスが燃える夕日に向かって飛んでいた
少し風が吹いた
哀愁を誘うようなそんな雰囲気を感じた
たった1羽で広大な空を飛んでいるカラス
炎のような空
少々の風
僕の心の冷たさを溶かすのに充分な景色だった
僕は夕日に背中を押され前を向いて駆け足で帰った
鏡の前に立って
私は今日も可愛いと自信を持つ
皆が私の事を可愛くないと思ったとしても
私は私の事を可愛いと思ってる
本気で心の底から私の事を可愛いって思える人に
いつか必ず出会えると信じてる
私をお姫様で居させてくれる王子様
見た目だけじゃなくて中身も見てくれる素敵な人
見た目は親からもらった大切なもの
お金をかけたら変えられるけれどあまり変えたくない
けど中身はいくらでも変えられる
素敵な人と出会えるためには
まず中身から変えなきゃね
自分磨き頑張るぞ!!!
眠りにつく前に
そっと貴方と口付けを交わそう
必ず明日が来るとは限らないこの世
たとえ今日が最後だったとして
貴方に愛しているよと伝えないまま終わりを迎えたら
自分はずっと後悔する
もっと伝えれば良かったと
だから僕は毎晩貴方に愛を伝える
言葉を言う
貴方の耳に残るように
貴方の顔を見つめる
貴方の目に残るように
口付けを交わす
貴方の体に僕が刻み込まれるように
いつ最後が来てもいいように