M_V_0802

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9/26/2024, 9:14:32 PM

もう秋の風が吹き始めた。
あれからもう3ヶ月だって。

まだ昨日のことのように感じる。今日までどうやって生きてきたのかもわからない。
インターホンが鳴る度、今でも少し期待してしまう。あなたが現れるわけないって、頭ではわかってるのに。

冷たい秋の風が部屋の中を通る。
この風が、私をあなたの所まで連れて行ってくれないかな。

9/22/2024, 9:02:45 PM

「どうせ上手くいかない」

「お前はなんてダメなやつなんだ」

頭の中を延々こだまし続ける。自分の一部のくせに、四六時中自分を打ち負かそうとして、やめてくれることはない。無視すればいいってわかってても、アイツは的確に聞きたくない言葉を刺してくる。

もういいよ。わかったから。

本当の悪魔は、人の頭の中にいるのかもしれない。

9/21/2024, 9:21:59 PM

オレンジ色に染まった森の中を歩く。その横顔を盗み見る瞬間が何より幸せなんだ。近くて、遠くて、触れると壊れてしまいそうな絶妙な距離感。もどかしくて、苦しい。もういっそのこと全部ぶちまけてしまいたい。迷惑だろうと構わない。この胸の内をあなたに曝け出したい。頭の中の悪魔が今日も囁いてくる。

でも、あなたの答えはもうわかってるから。

「最近涼しくなってきたよね」

「そうだね」

こんな無難な会話しかできない。こんなに近くにいるのに。出会ってからもう半年も経った。あなたは何にも気づいてくれない。それか気づいてても無視してる。
そんなあなたが憎らしくて堪らない。
冬になったら、凍えるような世界に一人で放り出すくせに。どうして私はあなたのものになれないのだろう。

少し冷たい風が吹いた。私は行き場のない右手を、そっとポケットに仕舞い込んだ。

9/19/2024, 9:06:09 PM

時が忘れさせてくれる。

今は苦しいだろうけど、時間が必要なだけ。

トモダチは皆そう言う。

でも、違うの。忘れたくないから苦しい。何もかも覚えていたい。幸せだった時間を失いたくない。私のポッカリ空いた心の穴をそんな簡単に埋めてほしくない。

神様お願い

時間を戻してなんて贅沢言わないから

ずっと苦しむから

今を永遠に生きさせて

3/7/2024, 10:26:52 AM

暗い夜空に、明るい月が一つ。何にも依らずただ一人で懸命に輝く姿ーー誰かを思い出す。

「やめろ」

そこまで考えて自分に言い聞かせる。月に他者投影するのは、流石にどうかしてる。でもな……

真っ黒な夜空を優しく照らす、道標のような月。変なこと考えたせいか、なんだか自分のことを見守ってくれているような気がした。

『月夜』

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