「星座」
空に見える星星
輝く星は綺麗な川を作る。否、それは星の集合体
色鮮やかなわけでもないのにそれは一つ一つが輝き、彩る
普段見もしなくなった星たちは変わらず輝いている
その光は遥か遠くの何光年もさきの星
その光が何年も何年もかけてやってくる
いつかは消える光
それでも人間には計り知れない長さ
人も星も宇宙でさえいつかは滅びる
宇宙の外側は人間にはまだ測れないけど
また他に宇宙があるのかもしれない
そんな宇宙の中にある沢山の星達。
その中の地球と人間が言っている星には、さらに沢山の生物が住んでいる。
そんなたくさんある星が1つ滅んだ所で何になろう?
人間だって毎日たくさん死んでたくさん生まれる
星だってそうだ。
人間単位で時間はかかる。
それでもいつかは滅びるし、いつかは生まれる
そういう物だ
地球が滅びるまで我々は生きているだけだ
私は地球を滅ぼせれるが別に滅ぼす理由は無い。
ただそれだけの事
どこかの星の誰かより
「奇跡をもう一度」
もう一度だけ
目の前で起こる光景に俺は立ち尽くすだけ
冬の乾燥した爽やかな匂いの中、突如変わった世界は無情で理不尽で、こんなにも人の心を砕くのか
世界がゆっくりと動く
人の叫び声や救急車の音が聞こえる。
それでもそれはどこか非現実的で、ただの夢と願う
何故今なんだろうか
何故君なのだろうか
何故、何故…?
君は死んだ
卒業間近の学校帰り
後10秒遅ければ、
コンビニに寄っていれば
俺が急かさなければ
何を言っても変わらない
あぁ、世は無情
卒業式、ベタだけど告白するつもりだったんだ
夢を見た
君に合う夢。
君は泣いてて僕が棺桶に入ってる夢
君はボタンを押す
そこで目が覚める
目の前にはボタン
いずれ死を呼ぶボタン
一度目は君と合うボタン
二度目は君の変わりに死ぬボタン
三度目は君と一緒に死ぬボタン
四度目は僕が死ぬボタン
3回までは幻覚
四回からは現実
僕は〜回押す。
君は何回押す?
押さない?
奇跡の盃
代々この国に伝わる神器
何かを代償にする事により願いを叶えることができると言われている
この神器には様々な逸話が残されている
結婚したばかりの妻が事故により未亡人になった
三日三晩泣き続け憔悴しきったころ妻の願いが神に届き夫が生き返ったと言われている。
この時国に保管されていた盃が神々しい光て輝いていたと言われている。
他にも
盃を入れ替え好き勝手やった貴族がいたらしい。
貴族は一晩で様々な願いをして、盃から無理に力を出していたらしい。
その結果貴族は盃の力を暴発させ朝不審死をしていた。
それ以来盃には代償が必要になった。
他にもいろんな逸話があるがこの盃の謎を解明すべく試しに盃に代償と共に盃の奇跡を問いた学者がいた
それがこの俺
この盃はちゃんと代償と引き換えにこの盃の仕組みを教えてくれた
まぁ簡単に言えばこの盃は悪魔の盃だったてわけさ
ただそんな悪い奴ではなさそう
最初の女性は負の感情が大きくて悪魔が助かったからお礼をと、短いながらも寿命を延ばしてくれたらしい
約30年ほど
次の貴族は無茶苦茶やって怒った悪魔が貴族を殺したけど
ちょっと可愛そうだったから最後に楽しませたんだって
割といいやつなんだよね
そんで何が言いたいかって言うと
この盃、奇跡でもなんでも無いって事
(おかしい所があるかもしれませんが、優しい目で見てください)
「たそがれ」
あの日の僕等は人生全てが楽しくて、とても充実していたんだろう。
これは結果論だが馬鹿やってた少年時代が一番楽しかった
大学に行くほどの学が無かったし、勉強もする気がなかったから、親の反対を押し切って適当に就職
これが失敗だった
短大でも専門学校でもなんでもいっとけば良かった
入った会社はブラックで、給料も少ないうえにほぼ残業代はないようなもの。
上司は理不尽に怒るし、やるはずのない営業もしなければならない
休日もなくだんだん友人とも離れていく。
親の反対を押し切った事もありなんだか頼りにくかった
そんなんで他の会社に転職しようにも新卒でもなく、学もないやつは取ってくれる会社はブラックばかり
そんなこんなで働いて働いて、体を壊した
そんな大した病気ではなかったけど、健康を取り戻すにも離職するしかなかった。
さっきもいったが雀の涙ほどの給料だ、病院に行くのも捻出するほどなのに入院となると金がどんどん飛んでいく
親を頼るしかなかった
アラサーを超えようとしているのに親を頼るのは情けないが背に腹は代えられない。
久しぶりに実家に帰った。
孫の一つどころか彼女すらいない。
情けないな
そんな魔法使いになってしまった俺を親は優しく迎えてくれた
何とか病気も治し就職しようにも40前のおっさんを受け入れるとこなんてほとんどない
ましてや学がない奴なんか…
今は実家に住ませてもらってるから金ぐらいは入れたい
親だっていい年だ、言っちゃ悪いがいつ死んでもおかしくない
安定した職について、結婚して孫を見せてやりたい
普通の家庭を築くのってこんなに難しいもんなのか
どれか一つでも達成したい
頑張って職を探したし、マッチングアプリもやってみた
彼女はできんかったが何とか適当な地元の会社に入れた
それでやっと少しずつ親に恩返しできると思ったがそんな時親が死んだ。
最初は父さん、病気だ。後を追うように母さんも死んだ。
まだ安らかに逝ったから良かったけど、、、
やるせないなぁ。
これからやっと少しずつ良いようにいくのに
入った会社のYさんと最近食事にいくのに、いい感じなのに
給料も入るようになって余裕ができてきたのに
上手くいかないもんだねぇ
PS、
Yさんとは交際できました。
古代の文書はここで終わっている
「静寂に包まれた部屋」
さっきまで聞こえていた声はもうない。
女性の高い声と、興奮したような男性の声。
2つの声が重なり合っていた。
その楽しそうな声が消えた部屋はどこか冷ややかさを帯びており、この世界は自分一人になったのでは無いかと思わせる。
何時もこうだ。
楽しい事がある後の静けさは良く分からない寂しさを感じる。
これは楽しい事が過ぎ去ってしまった事によるのかどうかは定かではない。
ただ、何時も静かな部屋で一人佇む。
別にこの余韻が嫌いな訳では無い。
遊びはまたすればいい。
それでも同じことは二度ない。
この゛寂しさ゛は一つの思い出を想うからかもしれない。
昔は別にそうだった訳では無い。
普通に楽しんでみんなで色々やりあって、それで終わり
ある意味何にもならない一時の快楽だ
それで良かった。
それで済む方が良かった。
人生がこんなに生きづらくない。
この静寂を取り戻した部屋ではつい感傷的になる
らしくないな
さて、帰るか、
先程まで生きていた男女をその場に放置して、一人部屋を出る。
薬を飲み興奮した男女は殺し合う。
やっぱりというか男が勝つ。
その後に薬の副作用で男も息絶える。
簡単だ
SやC、ましてやHを飲むような奴ら簡単に騙されてくれる。
何時も楽しい喜劇を見せてくれるが、自分にも手を出してくるのは面倒くさい。
殺すだけなら簡単だが、面白くない。
昔はそれで満足出来たが何時だって飽きは来るもんだな
ずっと特殊だった自分、
人を観察するのが好きだ。
理由もわからない理論を振りかざして悪さする理由が分からない。それが面白い
結局被害者がされた事をすると、「自分は関係ない」だの
「悪かったと思ってる」だの吐き捨てる。
正直それはどうでも良いが、それで許されると思う人の考えが分からない。
知りたい。
知らない事だ。なぜそう思うのだろう。
世間では「異常者」と言われる。
だが仕方ないだろう、自分を変化させるのは難しい
面倒にならない程度で済ます
それが効率的だ
プルルルル
静寂に包まれた部屋に響く電話
新たな依頼だ
復讐屋
そう言うお店をしているんだ。
根っからの屑だけ殺す殺し屋さ
警察も少しは見逃してくれるから楽なんだ〜
是非機会があったら教えてね
※SはスピードC、コカインHはヘロインです
どれも麻薬の隠語です。
※麻薬は危険です絶対にやろうと思わないでください
「別れ際に」
昔から人と話すのが苦手だった。
会話を振られて、言いたいことはあるのに頭が真っ白になって話せない。
人見知りもあり、どもっているうちにだんだん人は私からとおのいてった。
あまり大きな町ではなかったから、スタートダッシュを失敗し自分はいつも1人、誰も話しかけてくれなかった。
そんな毎日に終わりが始まる。
学校の下校中、一人の男の子が話しかけてくれた。
男の子に私は話せる気がした。
それから放課後、男の子と一緒に遊ぶようになった。
毎日、毎日、毎日、毎日、
ずっと一緒だった。
男の子は学校には来ないし、他の子は男の子と話さない。
自分だけ男の子と話す。
小さな独占欲が出て来たきっかけだった。
男の子は自分の物だ、そう自慢したかった。
でも自慢すると男の子が取られる気がして秘密にしてた。
そんな私も中学生になった。
男の子とは会う頻度は減ったがまだ良く遊ぶ。
そうそう、男の子の名前は夢不(むふ)と言う。
というか、訳あって名前が出せないから名前をつけてと言われて昔つけたのだ。
なんでむふにしたのかは覚えてないが可愛くていい名前だと思う。
それで何となくだが一つ気づいたことがある。
夢不は正体を知られたらいけない理由があるのでは無いかと思う。
きっとどこかの御曹司で、市井を知るためにこの町で暮らしているんじゃないかと、
そうなるとそろそろ夢不、引っ越す?
……え? ………?
え?
?
え?
どうしよ。
今更ボッチとか嫌だけど、
夢不居ないと生きていけないよ?
いやまぁ生きるけどさ
「むふ~引っ越さないで〜」
つい隣にいる夢不にそう言っていた。
いや、引き止めることはできないけどさ、、嫌だよ〜
そう悶々と唸ってるとなんの気無しに夢不は言う。
「まだ引っ越さ無いから安心して?」
なんでいきなり引っ越すとかの話になったのか不思議がってるが気にせずに答えてくれる。
やはり夢不は私という存在を分かっているな!!
あれから考えたんだが、夢不が御曹司うんぬん置いといて引っ越すときがあったりすると私は絶対に泣きつく
そんで絶対に困らせる。
そうなると凄く迷惑をかけるだろうな…
だからいつ何があっても良いように、むふが居なくても何とかなるようにしよう。
それから私はひとまず友達を夢不以外に作ることにした。
最初はクラスの女の子と話せなかったけど少しずつ、だけど着実に話せる頻度が増えて言った。
その影響か、クラスの人が話しかけてくれるようにもなっていった。
友達が出来て、夢不と会う頻度が減っていった。
週に5日会ってたのが4日、3日、2日と、減ったいた。
そうやって私の世界が広がる時、夢不が居なくなった。
夢不とはいつも同じ時間に湖の前の公園で待ち合わせしていた。
携帯は私は高校生になってからだったし、夢不も持ってなかった。
だから絶対に待ち合わせには用事が入ってもまた合うために一瞬でも合うようにしていた。
そんな夢不が居ない。
いつもの時間、いつもの場所、無のに夢不だけが足りない
いつも居るのに…
あれから毎日公園に行くのだが夢不とは会えないままだった。
どこ行ったんだろ夢不。
あれから夢不とは会えないまま、高校生になった。
夢不の代わりと言うように友達は増えていった。
でも何か足りない。
夢不はいつも私を理解してくれた。
それでも居てくれるだけでありがたい。
そうな順調な高校生活をしていたけど、気に入らなかったらしい。
ノートは破かれ、筆箱はゴミ箱、上履きには押しピン、
先生がいない時は暴言をはかれ、一人のけ者にされる。
いわゆるイジメだ。
少しずつ、だが着実に私の心はすり減る。
それに伴って私の健康と、イジメはもっと劣悪なものになる。
学校にいくと私の席だけなくなっていたり、水をかけられたり、、、、
こんなものだとまだいいが、トイレに顔を突っ込まれたり、、、
これ以上は、
で、こんな酷い事をされてるのに先生は黙認。
小さな田舎の高校だから問題になるとすぐにっちもさっちもいかなくなるらしい。
私が自殺したらそんな話しじゃないと思うけどな。
そこまで頭の回らないバカどもだと思わなかった。
あぁ、夢不に会いたい。
私を迎えに来てくれないかな?
もう疲れたよ?
夢不と待ち合わせしていた公園、もう3年も会ってない。
高2だよもう。
元気してる?
私頑張ったよ。友達作って人と話せるようになったよ。
イジメに合ったけどこれまで生きて来たよ。
ねぇもういいかな?
私がこの世と別れ際夢不の声がした。
「noise noise noise じゃあね。 noise noise」
「noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise iseno noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise」
イマジナリーフレンド
通常児童期にみられる空想上の仲間をいう。
イマジナリーフレンドは実際にいるような実在感をもって一緒に遊ばれ、子供の心を支える仲間として機能する。イマジナリーフレンドはほぼ打ち明けられず、やがて消失する。