7/8/2025, 2:50:17 PM
空気がより透明度をました日に小さな山に登った。
稜線は緩やかに伸び、目をこらすと小さな樹葉が塊になって私に緑を認識させていた。
道とも呼びがたい先人の足跡に目線を戻した時、自然と彼が目に入る。寡黙な彼は少し見上げた位置を歩いていて、彼のシャツは汗ばんだ体にぴたりと密着し、もう吸収することが出来ないと嘆いているようだった。もう少し。あともう少しでインスタントラーメンが食べられると思うと、涎が滲み出てきた。
4/12/2025, 11:20:27 AM
攫われた。とういうより飲まれた。いや消えた。
気に入っていた海の水平線は奥にも、横にも果てがなく永遠に続いているようだった。僕の親友が水難事故に遭い亡くなってからも、海は何事もないように無機質にそして飄々と波を打ち、寄せては引いてを繰り返していた。その細かい淡々とした現象に隠れながら月に引っ張られては戻されを繰り返される被害者でもあった。そんな特殊で可哀想な自然を僕はどうしても嫌いにはなれなかった。
2/27/2025, 3:06:19 PM
万人受けする明るくて愛嬌がある人より、不器用だけれども素直で悩んでる人のほうが僕はcuteだと思う
4/15/2024, 11:24:22 AM
届かぬ想いは存在しない。
伝えればいいのだ。
素直に何度も真っ直ぐに。
3/29/2024, 3:41:45 PM
自分の印象に残っているものはほとんどバットエンドのものばかりだった。もしくはバットエンドとはいえなくても抱えきれない苦しみだったり、衝撃を受けるほどの悲しみを感じたものが多い。
和やかでほのぼのしているハッピーエンドの物語などを見たところで平和ボケしている自分は考えさせられることも無く心に刻まれるものもない。
所謂平和ボケとは相対的な幸福に過ぎないと思う。