『バイバイ』
バイバイ。
それは別れ際の挨拶。
あなたは使っているだろうか?
別れ際の挨拶はいくつかある。
バイバイ、じゃあね、また明日、またね、などなど
たくさんある。
これは個人的な意見だが私はあまり「バイバイ」や「じゃあね」が好きではない。
「バイバイ」や「じゃあね」の挨拶だともう相手に会えない感じがする。
「また明日」や「またね」は逆にまた次も会える感じがする。
うまく、言葉に表せない。
決して、「バイバイ」や「じゃあね」を使っている人を責めているわけではない。
使ってはいけないと言っているのではない。
これだけは分かってほしい。
誰が、どの挨拶を使おうがその人の自由。
けれど相手と別れる時は必ず別れの挨拶はしてほしい。
自分のしたい挨拶で。
最後にもう一度言っておくが私の個人的な意見なのでそこは理解してほしい。
それではまたね。
氷雅
『まだ知らない君』
俺には幼馴染の女子がいる。
そいつは小さい頃、ある人に助けられたらしい。
それ以来、自慢のように何回もその話をしてくる。
彼女は「今、あの人は何してるんだろう。また会いたいな」と俺に言ってくる。
彼女はあの人が好きらしい。
でも君はまだ知らない。
その人が俺ということを。
氷雅
『帽子かぶって』
今日から夏休み。
友達と朝から近くの森でカブトムシを捕まえる約束をしている。
今日の朝は早い。
虫取り網、虫かごなどの準備は万端だ。
さぁ帽子かぶって出発だ。
氷雅
『小さな勇気』
私のクラスではいじめられている人がいる。
クラスのみんなが見て見ぬふりをする。
もちろん私も。
先生は気づいていない。
みんな先生に言わない。
先生に言ったら、自分もいじめられると思ってしまうからだ。
けど私は胸が痛かった。
助けたい。
そう思った時、体が無意識に動いた。
怖くても、どんなに小さな勇気でも良いから出すことが大切だとその時、知ることができた。
氷雅
『わぁ!』
「お母さーん!お菓子、見てきていい?」
「いいわよ。お菓子のところにいてね。すぐ行くから」
「うん!」
そして少女はお菓子コーナーに向かった。
「これがいいな!」
少女はお菓子を持ってお母さんのところへと戻った。
するとお母さんの後ろ姿が見えた。
その瞬間、少女はニヤリと笑った。
「わぁ!」
少女は大きい声をあげた。
するとお母さんは振り返った。
しかしその人はお母さんではなかった。
「あ……」
少女は人違いをしていた。
「ご…ごめんなさい…」
「お母さんと間違えちゃったの?可愛いわね。気をつけてね」
「はい…ごめんなさい…」
少女は下を向きながら謝った。
そして少女はお菓子コーナーに戻った。
氷雅