何も無い空間に僕はいる
点も、線も、面もない、そんな空間
色も、匂いも、感触もない、そんな空間
手も、足も、体すらもない、そんな空間
思考だけがある空間
そんな空間に何を思うだろう
『空白』
この世界にはもう貴方と貴方の最愛の人しか残ってない。しかし生き残れるのは貴方だけ。
『貴方は最愛の人の最後にどんな言葉を叫ぶのか』
もしも、心の中が覗けるなら貴方はどうする
一人一人心の中の風景は違う。それに興味を持つだろうか。無関心だろうか。
僕は思う。人の心のかはさぞ綺麗なのだと。他の人の心が欲しいと。
君は『あたりまえ』を疑ったことはあるか
あたりまえ。それは僕達が決めつけているだけのものかもしれない。人によって『あたりまえ』の基準は違う。
貴方は今の日常は『あたりまえ』だと思うだろうか。
そんな『あたりまえ』が崩れたらどうするのだろうか。
日常が、決まりが、不変が、『あたりまえ』が無くなった時、人はどうするのだろうか。
シナリオ:『宝物』
もう後悔しないために、僕は何度もあの日をやり直す
夏に魅入られたあの子はもう戻らない。何度繰り返してもあの子は8/1から戻らなかった。もう何度も繰り返してるせいか。僕も少し夏に魅入られ始めてる。早く助けないと...
何回も繰り返していくうちにわかったことがある。逢魔時、昼でも夜でもない時間にこの町の浜辺に行きあの子の意思で帰るって決めないと帰れないと気づいた。何度か繰り返していくうちに、僕は気づいた。僕は夏から抜け出したいのだと。だからあの時間に僕は浜辺に行けない。
僕も夏から戻れなかった時、僕は一体どうなってしまうのか、それを考えれば恐怖で足がすくむ。なかなか前に進めない。
...どれだけの時が経ったのだろうか。僕はあの子が大事な人だと気づいた。今までなぜ気づかなかったのだろう。そんなことを思いながら僕は浜辺に足を進めていた。
あの時、あの子は予定があるから先に帰って!と言っていたが予定は儀式のことだ。浜辺にいなければならない。
そろそろ逢魔時だろうか。世界が段々と闇に飲まれていく。その景色はとても綺麗だった。闇の中には僕達が繰り返した数くらいの星々が輝いてる。
そんな景色に見惚れていると君が口を開く。
『なんでここにいるの?あれだけ夏を繰り返してもこんなことは無かった。なんで?なんでここにいるの!』