微睡みの中

Open App
1/25/2026, 2:28:54 PM

【#26. 安心と不安】
私は心の憎悪と共に夜を過ごす。あなたはどんな時だって一緒って言ってくれたよね、?終電真近で私が「ちょうど近く寄ったのよ。」って言っても、嫌じゃない?私があなたに縋ってもあなたは私を見てくれるの?私があなたを求めてもあなたは返事をしてくれるの?1歩私たちの関係を進めたって急に冷たくならないよね、?
日はとっくに暮れていて机の上に転がる風邪薬やら頭痛薬やらを薄目に見ながら、ベットに横たわっているのに螺旋階段から落ちるような感覚に喉の奥からこぼれそうなものを抑えていた。でもやっぱり溢れでて、机の上にある風邪薬を、プチ、プチ、プチ、プチ、プチ…………

どれくらいだっただろうか。気づけば日が少し見えていたはずの外は私の心を写すかのように抱えていた憎悪が焦燥へと変わっていった。今日何もしてない、と流石に休みの使い方に呆れた私はいつもの黒いショルダーバッグとスマホと風邪薬を持って焦燥の街へ飛び出した。何も考えずに。

気づくと何度も来たことのある彼の家の最寄駅に着いていた。周りを見渡すと歩道の端に並ぶ木々にイルミネーションがされていて、笑顔で溢れていた。私はそれを見てひとつ風邪薬をプチッ。

気づくとやはり彼のマンションに着いていた。私はただボーッと歩いていただけなのに。手が勝手に動いてしまった。この焦燥感から抜け出したくて。インターホンを鳴らし、とりあえず彼に家に入れてもらった。


彼はやっぱり私が来てくれたことが嬉しかったようで
「なんで来たの?」とちょっと低い声で聞いてきた。そういう落ち着いた感じをわざと出しているんだな。そう感じて私も返す。「あなた、私の作った料理好きでしょ?」と来る途中で寄ったスーパーのレジ袋を見せた。「今日はね、」と話そうとすると視界の端で写った脱衣所からはみ出した女の下着。そうだった。私何で忘れてたんだろう。そうすると彼は「まぁいいや、とりあえず入りなよ。君の作ったご飯が食べたい。」と焦ることもなく普通の声で言ってきた。私が別の女の物の存在に気づいているのを知らないかのように。

食事も済ませ、ソファに二人で座る。テレビには街がイルミネーションで彩られている様子が報道されていて、私は彼に聞いた。「私のこと嫌いじゃない?」「なんで?」「分からなくなったから、」「そっか。」「私とずぅっと一緒だよね、?」「」「うん」質問しては答えを聞いて、質問しては答えを聞いて、、、私は心の中で渦巻いていたものが霧がかかるのを実感していた。

「私のこと好き?」
彼は遠くを見つめて「好きだよ。」そう言って彼は「シャワー浴びてくるわ」といって私から離れていった。
でも私知ってた。もう私のことアイシテくれないんだって。でも心の奥では安堵と溢れる愛で埋め尽くされていって、黒いショルダーバッグから風邪薬を取り出してプチッと、、、、、、、もうないんだった。

私はシャワーを浴びてきた彼に「終電見逃しちゃった、」とわざと言った。彼は快く受け入れてくれた。シャワーを浴びさせてもらってひとつのベッドに入る。私は螺旋階段の焦燥をチラチラと見ながらそれを潰すかのように彼の腕に抱きついて眠りについた。

1/5/2026, 1:35:15 PM

【#25. 冬晴れ】
冬の朝、明るい日差しと裏腹に
チクチクと刺すような空気に包まれ
私は自転車にまたがる
手袋つけとこれば良かったと
遠のく手の感覚が私をそう後悔させる
夏の朝はいつ起きてもドロドロとした空気で嫌になるが
冬の朝はなんだか徳をした気分になる
今日なにしようかなとか今日はあれ食べたいなとか
考える余裕が生まれるから
キラキラしていて、でも私を置いていかない暖かな日差しとツンとした寒さに私は次の季節を待ち遠しくなった

1/5/2026, 1:25:54 AM

【#24. 幸せとは】
私にとっての幸せは
寝ること
音楽と触れ合うこと
友達と遊ぶこと
本を読むこと
たくさんあるけれどなんでもないいつも通りを過ごせている今が1番幸せなんだよな

11/15/2025, 2:37:58 PM

【#23. 木漏れ日の跡】
肌寒くも冬の太陽が暖かく感じる、お昼過ぎ。
私はただ満腹なお腹を押さえながら中庭のベンチで横になっていた。
教室で食べる弁当もたしかに美味しいがたまには外で静かに食べるのもいいなぁとか、今日のお弁当のおかずのトマトがどうしても口に入れたくなかったなぁとか、
ただ目を瞑って天から降ってくる暖かさとヒイラギモクセイの木がカサカサと揺れ、香りと黒を感じていた。

ふと耳をすませると聞こえてくる女子の笑い声、男子のギャンブルに負けた勝ったの歓声、色んな音が混じってどんどん暖かい光に連れていかれそうになりながら、なんとか意識を保つ。
このまま寝てしまったら遠くの方で貴方とその友達、私の友達の皆で楽しく談笑しているが、絶対置いていかれる。そんな気がした。でもやはり昨日夜ふかしするのが良くなかったのか。意識はどんどん光と黒が交互になっていき、連れていかれそうになった。



でも、目を瞑っていても分かるくらい眩しかった光が1面黒になった。異変を感じ、目を開けると貴方が私を呼びに来てくれた。私は体を起こすと貴方はとなりに座ってなにも喋らずただぼーっとしていた。私は貴方とするその「ぼーっと」が好き。この時間がずっと続けばいいのにとか考えていたら、休み時間終わりのチャイムがなった。
「そろそろ教室戻ろっか。」
そう貴方は私に手を差し伸べた。

私はその手をとりながら心の中で思った。
貴方は私の思いに手をとってくれるのかなって。

木漏れ日と黒と2つの影を見て私はそう何度も考えたことをもう一度考えてしまったのであった。

10/30/2025, 2:16:15 PM

【#22. そして、】
最近学んできていることがある。
自分はちょろい人間なのだと。
何度も何度も自分の愛を追って、追わされたのに
急にスイッチが切れたように
突き放されていることに。
友達にも言われる始末だ。
「あんたってちょろいから、すぐにそいつを追うなよ」
って。その言葉に何度助けられたのか。
この間もその言葉のおかげで
クズ男の沼にハマりきらずにすんだっけ。
でも私分かるんだ。
真面目に授業受けてるから分かっちゃうんだ。
人は同じことを繰り返す生き物だって。
よく、社会の先生も言ってたな。
だから、
その時はまた貴方の言葉で私を掬いあげてね。

Next