お布団あったかい

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12/16/2025, 4:22:50 PM

「君が見た夢」

気怠い朝

私はトボトボと

リビングへ向っていく

おはようと

君が笑っていた

私は驚き、戸惑いながら

ちぐはぐな挨拶を返す

君はそんな私を不思議そうに見つめ

心配した言葉をかけてくれる

その様に胸がしめつけられる

こんな事は起こり得ない

私が望み

君が望まなかった

未来の風景

私の願望が見せた現実とは反転した世界

ああ、これは夢なのだと自覚する

まぶたを開けると

夜の闇と私の部屋

私を突き放すような救いのない日常の景色

暗いベットの底から一人、祈る

どうか君は悲しい夢で目を醒まさないでおくれ

12/14/2025, 8:06:15 PM

「星になる」

嫌われ者だった

だから

嫌な奴になるのは簡単だった

邪魔者だった

だから

いらなくなるのは必然だった

仲間になれなかった

だから

利用されるのに慣れていた

卑屈な生き方だと自分でも思う

だけど

歪んだ性根は自分では変えられなかった

他人との生き方を知らず

幻想ばかりを追い求め

現実に打ちのめされ

墜ちる

落下の冷たさを味わいながら

空に見下ろされ、知る

夜空で輝く星のように

私は誰かと隣りあえず

独り地表を這いずるのだ、と

12/12/2025, 5:23:49 PM

「スノー」

白の世界が重なる度

音が消えていく

白く透明になっていく世界で

やがて誰の声も聴こえなくなり

自分の声も

鼓動も

何も聴こえなくなり

周囲は白い静寂だけが残った

春になり

世界が色と音を取り戻した頃

私の周りは白の世界のまま凍てついている

世界に取り残された私は

誰にも必要とされず

いないことにも気づかれない

そんな希薄な存在だった

やがて雪が溶け切る頃に

透明に溶けて消えていく私を

私は冷たい目で傍観するのだ

12/11/2025, 11:24:11 AM

「夜空を越えて」

隣を歩く

あなたの隣を

あなたにはわからないでしょう?

私がどんな気持ちでいるか

これがどんなに特別なことか

あなたにとっては

他愛ない

ついでの

コンビニへの買い出しの夜道

私とあなたとの距離を

見上げた夜空と重ねる

この空を越えて

あなたの隣で輝けたら良いのに

12/10/2025, 5:15:22 PM

「ぬくもりの記憶」

私は知らない

私は触れない

失敗ばかり

敗戦ばかり

幾星霜も積み重ねて来たのだ

何度も傷ついて

ズタズタになって

寒空の下で 

見窄らしく震えていてる私を

温めてくれるのは自身の腕しかなくて

その度に惨めで暗澹たる気持ちに陥るのに

愚かな私は

普通の人が手に入れる当たり前に

再び憧れて失敗して

再び傷を増やし

ゆるやかに自分を失っていくのだ

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