目が覚めると
いつも通りの朝、妹をゆり起こす
彼女は目を覚ますなり
涙をポロポロとこぼしながら悲しそうな顔でこう訴えた
「ちょうどケーキを食べようとしたころだったのに、寸前で食べられなかった〜(涙)」
なんでも夢の中でホールケーキを一人で抱え、
フォークであ~んと口元に運んだところで、起こされてしまったのだそう
目が覚めた途端、世界中の悲しみを一身に背負ったような妹をみて、家族で大笑いしたっけ
このお題のおかげで、懐かしくも楽しかった小学生の頃の思い出が蘇った!
七夕
短冊に書けない願いがホントの願い
窓越しに見えるのは
梅雨の晴れ間
窓越しに見えるのは
春に植えたゴーヤー
緑の葉を雨粒でキラキラと輝かせ、
蔓を上に横にぐんぐんのばし
いくつかの小さな実をつけているのが見える
中でも黄色の小さな花を実の先に携えたままの姿はことさら可愛らしい!
一雨ごと成長する姿を見るのもとても嬉しい
目で緑を楽しみ
緑のカーテンで真夏の日差しを和らげ涼しさを体感し
大きくなった実はを美味しくいただく
五感で味わう日も近い!
赤い糸
若かった頃
これこそがきっと赤い糸だと思ったら
ほんのちょっと違う色だったり
蜘蛛の糸より細かったり
なんだか途中に余計な結び目で絡まってたり
まあ何度か間違って
そして傷ついた
反省もした
本当の赤い糸は忘れた頃にやってきて
夫と出会ったときには全くと言っていいほど、その存在も感じなかった
でも見えてなかったその糸も、知らぬ間にいまや赤いロープぐらい頑丈になってるな〜と感じて笑った
このご縁に感謝しています
夫よありがとう
二人だけの秘密
今も忘れられない
若かったあの頃のこと
二人だけの秘密のとき
現実から目をそらし
僅かな時間を分け合うように
誰にも知られないように
誰の目も届かないところへの日常からの逃避行
瞳の中にはお互いの姿だけを映し
お互いの存在だけを感じる時間
その時だけしか表に出せない感情
どんなに傷つくか想像すればわかること
そらでも溢れる想いはどうやっても止めることはできなかった
もう痛みは感じないほどに時は過ぎだけど
「二人だけの秘密」は心に残る大きな傷跡
その証