赤い糸
若かった頃
これこそがきっと赤い糸だと思ったら
ほんのちょっと違う色だったり
蜘蛛の糸より細かったり
なんだか途中に余計な結び目で絡まってたり
まあ何度か間違って
そして傷ついた
反省もした
本当の赤い糸は忘れた頃にやってきて
夫と出会ったときには全くと言っていいほど、その存在も感じなかった
でも見えてなかったその糸も、知らぬ間にいまや赤いロープぐらい頑丈になってるな〜と感じて笑った
このご縁に感謝しています
夫よありがとう
二人だけの秘密
今も忘れられない
若かったあの頃のこと
二人だけの秘密のとき
現実から目をそらし
僅かな時間を分け合うように
誰にも知られないように
誰の目も届かないところへの日常からの逃避行
瞳の中にはお互いの姿だけを映し
お互いの存在だけを感じる時間
その時だけしか表に出せない感情
どんなに傷つくか想像すればわかること
そらでも溢れる想いはどうやっても止めることはできなかった
もう痛みは感じないほどに時は過ぎだけど
「二人だけの秘密」は心に残る大きな傷跡
その証
楽園
何があるところが楽園?
何かがないところが楽園?
今生で楽園ってこれだ〜って感じられるのかな
まあこれまでの人生で楽園を感じたことはないから
これから先の楽しみにしておこう
風に乗って
タンポポの綿毛が飛んだり雲の形が変わっていくのを目にすることが出来たり
普段聞こえない列車の音が遠くからカタンコトンと聞こえてきたり
空気の温かさや寒さを感じたり
花や緑の香り、他にも近所の晩御飯の美味しそうな香りを運んできたり
パラグライダーで大自然の中を飛んだ時、鳥になれた気がした
バイクで新緑の中を駆け抜ける時は自分自身が風になった気がした
風はそれ自体では目に見えずとも、いつでもどこにでもでも存在し、いろいろなものを介して五感を伴って感じられる
時に優しく、時に恐ろしく
だからこそ、風に乗ってその時に伝えてくれていることに、ちゃんと気づける感覚を忘れず大切にしたい
なんて思った
刹那
人生を変える刹那
これからも幾度か訪れるだろう
その度に私はどんな選択をするのだろう?
長く生きていると過去の選択には反省もある
今をどう過ごすかでどんな選択をするか
変わってくるのかもしれない
そんなことを思いながらなんでもない毎日に感謝しながら大切に過ごそうと改めて思った
このお題に感謝