蒼月の茜雲

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4/22/2023, 12:08:16 PM

テーマ“たとえ間違いだったとしても”

前から手を振ってくる人がいる
私の前には、その人しか居ない。

知り合いかと思い手を上げかけるが
私の後ろから、その人に向かってかけてくる人がいる。

コソコソと馬鹿にしたように
その二人組はチラチラと見てくる。

たとえ間違いだったとしても
その間違えた人をクスクス笑う人は
ちょっとした、不幸にあって欲しいと思う。

わざわざ離れた所から
間に人が居るにも関わらず
手を振るのはどうかと思う。

間違えた人がとても気不味くなる。
間違えた人が悲しくなる。
同じ思いを味わえ
とか思う。

4/20/2023, 11:21:48 AM

テーマ“何もいらない”

自暴自棄。
もう全てどうでもいい。
だから、その優しい言葉も
何もいらない。

4/19/2023, 4:40:31 PM

“テーマ”もしも未来を見れるなら

明日別れる恋人が、ふとボクに
「ねぇ、将来子供…何人くらい欲しい?」
そう言ってくる。

勿論、彼女は、明日ボクと別れるなんて
全く思っていないだろうから
そんな事を言うんだろう。
そして、そもそも〈ボクと彼女の子供〉とは一言も言っていないわけで。
「何人も何も…コウノトリが運んで来るものだからね」
そう告げる。
勿論、実際にコウノトリが運んでくる事では無い事は知っているし
どうやって子供が出来るかは知っている。

ただ、いわゆる子作りをした所で
100%子供が産まれてくる訳でもない事も知っている。

だからこそ、コウノトリと言った。
「じゃあ、もしも、今、アタシのお腹に、子供が居るとしたら?」
彼女は、微笑む。
すごく綺麗な笑顔だなと思う。
「おめでとう。誰の子?って言う。」
「誰の子でも良いのよ。アタシが愛した人の子だから。」

もしも未来を見れるなら
彼女が誰との子供を生むのか
その子供が育って誰に似ているのか
分かる日が来るのか…なんて思ったりする。

でも、ボクと彼女は明日別れる。
それは変えようのない未来。
ボクにだけ見える未来。

彼女は、ボクに気付かれないように
「でも、1番愛してる人との子供は産まれないのよね…」
そう呟いていた。

4/5/2023, 2:39:45 PM

テーマ“星空の下で”

ふとどうしようもなく
どうしようもない時

気持ちがモヤモヤしている
そんな時

特に理由もなく
空を見上げる。

瞬く星々は、ただ其処で輝いているだけ。
都会ではない。
何も無いようで、そうでも無いような田舎町。
コンビニは24時間営業しているし
何も無い事はない、田舎町。

だけど、都会みたいに
ギラギラしている訳ではないから
星はそれなりに見える。

季節により、見える星座は違うのだろうけど
そこ迄詳しいわけでもなく
多分、アレが、オリオン座
多分、アレが、北斗七星
ってくらいしか分からない。
しかも、合ってるかどうかは謎。

まあ、星座なんて分からなくても
とりあえず、星はキレイだなーとか思う。

そして、結構な時間見上げていたら
「っ……」
首が痛くなってきた。

星空の下で、間抜けな私。
おとなしく、家に戻ろう。

3/31/2023, 2:36:41 PM

テーマ“幸せに”

人は皆、産まれた時から
幸せになる権利があるらしい。

…果たして本当だろうか。
手枷、足枷を着けられたこの状況で
どんな幸せが待っているというのだろう。

外す為の鍵は無い。
壊す為の物も無い。
そんな中で生きているのに
幸せになる権利など
与えられているのだろうか。

そもそも、幸せとは何なのか。
この手枷、足枷を外されたからと言って
私が幸せに生きていけると言う保証も無い。

だったら、やっぱり私は
このまま此処で永遠に囚われたまま
過ごしていく方が幸せだと
そういう事なのだろう。

愛も恋も夢も
全て与えられなくとも。

研究材料にされていたとしても。
きっと、これが幸せなのだと
そう思う。

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