テーマ“怖がり”
「君は怖がりだから、僕が付いていないといけないね」
って言った幼馴染は、いつの間にか
私を放っておいて、他の人とばかり、仲良くしていた。
私は独り、人が怖い。
話し掛けると「変な声」って笑われるから。
頑張って話しかけてでも、君以外の友人を作らなければいけなかったのは、分かるけど
それでも、笑われるのは怖くて、辛くて、悲しくて、痛くて…
でも一番は、いつも微笑んでいてくれた貴方が、私に一切話しかけてくれなくなったことが苦しかった。
だからね…
怖がりな私は、誰もが本来なら一番怖いであろう方法を取ることにしたよ。
ごめんね。
ばいばい。
怖がりな私の、最後の強がり。
(フィクションです。)
テーマ“もっと知りたい”
貪欲に
少しでも興味が出たら
どんどんどんどん
知りたい欲が溢れて止まらない。
プツッと興味が無くなってしまったら
其処で、止まってしまうけれど
それ迄は、ずっとずっと
調べてしまう。
もっと知りたい
もっと知りたい
もっと知りたい…
今はまだ、誰かにそういう気持ちを向けた事は無いけれど(歴史上の人や、キャラクターには、ある)
もしも、好きな人が出来て
その人に対して、もしこの感情があふれ出してしまったら…。(あくまで、身近な人)
私はきっと…
テーマ“平穏な日常”
思えば、アレはドレだけ忙しくても
平穏な日常だったのかもしれない。
皆が笑顔で、下らない会話をする事が出来た。
心の中でナニかを抱えていたかもしれないけれど
ソレを報告したりはしない。
ただ、一緒に笑いあえていた日々。
でも、ソレはあの日…すべて変わった。
笑っているものの、皆若干、憂いを帯びた笑顔になり、
ぽつりぽつりと、不安を口にする。
ふと我にかえり
「な、なんてね!」
なんて作り笑顔を浮かべる。
その笑顔がとても辛そうで
寂しくなる。
笑いあえていた日々に戻る事は無い。
前を向こうとしても、何処か陰る。
時間が経てば…なんて綺麗事。
いつまでも、忘れられない。
3・11
あの日、居なくなった人が
心から消えない限り。
あの日、居なくなった人は
決して、忘れる事は無いけれど。
テーマ“ひなまつり”
3月3日、耳の日、桃の節句
女の子が居る家で
女の子が行き遅れない為に
雛飾りを早く片付けるとか云々の日。
…昔は、それでも良かったけど
今は、余計なお世話だな…と思う。
テーマ“欲望”
ニンゲンと言う物は
どうも欲望が多い生き物のようだ。
本当に面倒臭いけれど
そういう所も嫌いにはなれないから
こうして
共に居るんだなと、そう思う。