「1年間を振り返る」
はいここで今年初の書き込みを振り返ってみましょう。
[今年の抱負は、とか訊かれてもそれは一に仕事、二に仕事、三四も仕事で五に健康、みたいな親父くさい事実しかないから…]
この後作者は腸のカメラを取り、原因不明の口腔内痛に苦しみ、何故か視力が悪くなるものただのストレスと言われ、腹痛にもんどりうつ夜が数回続くうちに緊急入院で胆嚢切除、十二指腸潰瘍と胃潰瘍でまた緊急入院、そこからのフラッシュバックと続き、当然仕事も身が入らずにたいして収入もなく、正月明けると区役所行って医療費を幾分か払い戻してもらうのを待つ身です。
とりあえず皆さん、世間体よりも友情よりも家族の絆よりも、今現在、今日の我が身を大切に!
ストレスだの世間体だの不安だのは、全部取っ払って良い要素です!
「みかん」
2月〜3月に新芽が出ますので、ここで肥料を足して土壌を良くして芽を増やすのが肝要です。全体、できるだけ良質に、ということですね。
何事も土台がきちんとしていないとあと夏場とか耐えるのも大変なので。小さい頃に元気な土壌と芽を作っておきましょう。
その為には養分です。
みかん農家の方、ここは厳しくてもまだ動きやすい時期かと思います。
施肥はすればするほど質の良いみかんになります。
いわばこの時期が一年の厳しい季節を耐え抜く頑丈な体づくりの時期だと思ってください。
現内閣が農家に冷たかろうとも、農業なくして人間社会は成り立ちません。
素晴らしい職業だと誇りを、既に持っておられるかと思います。
皆様のご健闘をお祈りします。
手ぶくろ」
ちい「おてて」
店主「ゆびが小さいですね。もみじ饅頭のような手だ」
ちい『みぎひだりまちがえた』
店主「右と左で形が違うんですか?』
ちい「時と場合とひとによっては」
店主「難しい手だなあ、そのもみじ饅頭みたいな手で両方は駄目なんですか?」
ちい(ブンブンと首を振る)
店主「はい、じゃあ右手の分と、左手の分で220円頂きます。」
(そう言ってセリアの店主が小さい狐のかじかんだ肉球おててにはめてくれたのは、一対の毛糸で編んだ黄色とピンクのカラフルなドアノブカバーであった。)
「おてて。」
「突然オタクのインタビュー」
栗之木「幸福になって欲しい人って誰ですか?」
部長「何それかなり無理くりの突然だね」
栗之木「茶番ですから」
部長「ああそういうメタ発言は栗之木さん(突然生えた女性部員)も新人と同じなんだあ、それはそれで安心するかな。」
栗之木「で、幸福になって欲しい人っていますか?やはり新人ですか?」
部長「メタいこと言うとアイツしか面子がいないってのもあるけど、俺はアイツにはいつも幸福でいて欲しいね」
栗之木「その心は」
部長「アイツ時々ふっとドス黒い影が日常に差す時あるじゃない」
栗之木「ああ、あの人ギャップ持ちですよね。八割バカやってるのに残り二割で不穏な背景が見えるって言うか」
部長「おれ暗いギャップに弱いのね。アイツのはくるというかくるというか…でもおれは他人の不幸でグッとくるような下劣な人間ではないぞ、と」
栗之木「はあ(部長の性癖がよくわからなくて生返事で誤魔化す)」
部長「だから俺的に新人には常に100%で幸福でいて欲しいの。俺の名誉のために。」
栗之木「すいません全然わかりませんでした。」
(背後のもみの木の上からクス玉がパカっと割れて紙吹雪が飛び、もみの木の影からクラッカーを握った新人が食い倒れ人形のような不自然な動きで現れる)
栗之木「100%幸福なようです。」
「風邪」
新人「部長おめでとうございます!」
(ドアを開けると紙袋を下げた新人がかぱっと口を開けて笑っている非現実さに毒気を抜かれる部長の額にはアイスノンが貼られている私服はパジャマ)
部長「何処から注意したものかわかんねえけどまず風邪ひいて寝込んでる人におめでとうって言うのダメ。わかった?」
新人「おかしいですね私風邪引くと必ずおめでとうって言われますよ」
部長(何かを理解したような顔で)「誰に言われているのか知らないがおめでとうという人とは仲良くしてはいけません。まず『モラハラです』と伝えるように」
新人「そうだったんですか!ではこのお土産…ではなくお見舞いですが、3種ありますので小中大どれが良いですか?」
部長「また話題を畳だす…雀のお宿的な趣向なの?お見舞いなのに選択式なんだ。じゃあ小さいのを」
新人「はいバファリン。頭痛に効くんですよ」
部長「そんな常識をさらっと…医者からカロナール貰ってるからねおれ」
新人「じゃあ中にしますか?」
部長「なんなの?」
(新人無言でバナナを取り出すので部長が無言で制する)
新人「おっきいのは!新人の母手作りの鍋焼きうどんです!」
部長「気が効くじゃないか幸い食欲はあるんだよね鍋焼きうどんとか普段食べないし」
新人「部長の家探し出すまでに二時間かけました!(得意そう)」
部長「ああ〜」
(もはや何を咎めて良いのかわからなくなった部長、そのまま瞼を手のひらで覆い、立ちくらみにすうっとその場に座り込む。新人的にどうリアクションしていいのか解らずに部長の頭頂部のつむじにバナナを差し込んでいる)