「突然オタクのインタビュー」
栗之木「幸福になって欲しい人って誰ですか?」
部長「何それかなり無理くりの突然だね」
栗之木「茶番ですから」
部長「ああそういうメタ発言は栗之木さん(突然生えた女性部員)も新人と同じなんだあ、それはそれで安心するかな。」
栗之木「で、幸福になって欲しい人っていますか?やはり新人ですか?」
部長「メタいこと言うとアイツしか面子がいないってのもあるけど、俺はアイツにはいつも幸福でいて欲しいね」
栗之木「その心は」
部長「アイツ時々ふっとドス黒い影が日常に差す時あるじゃない」
栗之木「ああ、あの人ギャップ持ちですよね。八割バカやってるのに残り二割で不穏な背景が見えるって言うか」
部長「おれ暗いギャップに弱いのね。アイツのはくるというかくるというか…でもおれは他人の不幸でグッとくるような下劣な人間ではないぞ、と」
栗之木「はあ(部長の性癖がよくわからなくて生返事で誤魔化す)」
部長「だから俺的に新人には常に100%で幸福でいて欲しいの。俺の名誉のために。」
栗之木「すいません全然わかりませんでした。」
(背後のもみの木の上からクス玉がパカっと割れて紙吹雪が飛び、もみの木の影からクラッカーを握った新人が食い倒れ人形のような不自然な動きで現れる)
栗之木「100%幸福なようです。」
12/24/2024, 10:14:43 AM