夜桜美桜

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12/5/2024, 9:10:04 AM

わたしの夢は世界が平和になること。

心の底からそう思っている。

人が笑顔で暮らせる、無差別に残酷なことがない世界。
そんな平和な世界が夢。

でも、現実は夢とはかけ離れていて。

わたしがどう足掻こうとも夢は叶わない。

みんなさ、武器を捨てて手を繋ごうよ。
やってみようよ。

今ある残酷な現実を、

平和な世界にするための夢を叶えようよ。

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夢と現実

12/4/2024, 9:26:35 AM

「ごめんな」

病室の一角。私の恋人は不意にそう言った。
どうして急にそんな事を言い出したのかは十分理解できた。
恋人は末期の難病で、もういつ彼方の世界に逝くのか分からない状態だった。

「僕が死んでも悲しまないで。新しい恋人を作って結婚して、子供を作って幸せになって欲しい」

弱々しいその声に私は俯くしかなかった。

「さよなら、だ」

それが死期を悟った恋人の言葉。

「さよならは言わないでよ!」

思わず大きな声を出してしまった。だけれどその声は震えていて。

恋人は少し驚いたように目を丸くしたあと穏やかに笑った。

「…ごめん。じゃあ…もしも僕が生まれ変われたら…」

"今度は君を絶対に幸せにするから"

そう言って彼は深い深い、一生目を覚ますことのない眠りについた。

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さよならは言わないで

12/3/2024, 9:21:32 AM

死にたい、と思ってしまう。
でも、反対に死にたくない。生きていたい。ともおもってしまう。

死にたい、という感情が闇ならば

生きたい、と言う感情は光なのか。

今日も、光と闇のその間で苦しい日々を送るのだ。

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光と闇の狭間で

12/2/2024, 9:53:41 AM

私と貴方の間には

心理的にも身体的にも距離がある。

私が貴方の心に手を伸ばしてもその距離は

1ミリだって縮まらない。

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距離

12/1/2024, 8:38:44 AM

「お願いっ…!死なないでっ…!私を残して逝かないでっ…!!」

顔から出る全ての体液を流しながら必死に僕に縋り付く彼女。

そんな顔は見たくなかったな。

「泣かないでよ…」

もう助からない。それは僕も、そして彼女自身も分かっていた。

「君は…幸せに、なるんだ…。だか、ら、僕のことで…泣かないで…」

重い腕を必死に持ち上げて彼女の頭を優しく撫でる。

「っっ!!そんなのっ!貴方がいなきゃっ!私は幸せになんて…!」

寒い。眠い。

「ごめん、ね」

そして全身から力が抜けた。

「うぁぁぁぁぁぁぁっっっっーーーーーー!!!!」

最後に聞いたのは、彼女の叫び声だった。

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泣かないで

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