リーリエ

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5/9/2025, 10:12:52 AM

夢を描け

簡単な道程美しく見える私にとって
夢は季節のように移り変わっていくものだった。

「絶対に叶えたい」
そう思って情熱に溢れていたのに
気づけば叶えたい理由さえも忘れてしまった。

夢が夢に塗り潰される毎日が段々と変わった。
夢が白紙に塗り潰されてしまった。何一つ描け
なくなってしまった。鉛筆を落としたまま、
消ゴムを握り締めて、白紙に色が落ちれば
見つめるだけで消してしまっていた。

「どうせ無理だ」
この一言が私の鉛筆を踏みつけた。
ある日、夢の無い白紙をじっと見つめてみた。
すると白紙だった紙が色鮮やかに染まっていた。
諦められたと思っていた。でも夢と言うものは
諦められるものでは無かったのだ。

私は折れた鉛筆でその色をなぞった。
そして色鉛筆で夢を描き、消ゴムで
こすったって消えないように。
夢を描け――

5/8/2025, 10:10:46 AM

届かない……

手を伸ばしても届かなかった。
喉を震わして伝えた言葉も君の心の奥に
届くことはなくて、君は音の無い宇宙の世界に
いるかのようで届きそうな思いに呼吸が揺れる
ことすらなかった。

もう少し早ければ届いたのだろうか。
“今”伝えなきゃいけないことなのに
意味ない事を考えて君の事を本気で
思っている気になっていた。

そして、届かない思いが私の中で消えていくように君は屋上のフェンスの外側で宇宙の重力に身を委ねるように消えてしまった――

5/7/2025, 10:39:05 AM

木漏れ日

木々の隙間から降り注ぐ暖かい温もりと眩い光。
小さな木漏れ日に初夏の兆しを感じた。
色濃い春は、忙しい毎日の中で淡々と過ぎ去る。

木漏れ日の下で、少し汗ばんだ腕をかく。
ふと視線をやると虫に刺され腫れている。
赤い木の実のように晴れた虫刺されに夏の訪れを
実感しながら降り注ぐ太陽の温もりに身を委ねた

葉と葉の間で光る光。
その先をじっと見つめても何があるか見えない。
もしあの先に幸せの源があるのなら、私はこぼれと落ちる幸せの光をこの手で受け止めよう。

                 木漏れ日

4/29/2025, 10:13:13 AM

好きになれない、嫌いになれない

私はまだ振られた癖に未練がましく恋をしてる。
その人の事を考えて都合の良い結末を妄想する。

早く嫌いになりたかった
叶わない恋なんて、
報われない恋なんて
まったく面白くない

失恋オプチャで出会った1人の男の子。
彼は優しくて、私を笑顔にしてくれる。

早く好きになりたかった
素敵な恋で
絶えない愛で
満たして貰いたい

でも1度好きになればもうその人じゃないと嫌で、
とうしてもちゃんと好きになれない。
好きになりたい、好きになって救われたい。
叶わない恋なんてもう辛いだけなのに。

嫌いに、なれない――

4/28/2025, 10:13:31 AM

夜が明けた。

昨日フラれたんだ
失恋オプで会った
1つ年上の男の子
慰めてくれたんだ

悲しんでいる私に
「よく頑張ったね」って言ってくれた
一緒に話してると
「年下可愛いね」って言ってくれた
男の子も失恋してる
狙っているのがバレバレだった
少なくとも好かれようとしてる
別に私は「この男の子でいいや」なんて
思わなかった。でもなんだか嬉しかった
何度も何度もLINEを送って
「可愛い」と言ってくる彼は
どう見ても私に依存していた

それがわかった瞬間 私の心は暗くなった
「もっと私を求めて欲しい“可愛い年下”の演技
ならいくらでもする。だからもっと、私に執着
して価値があるって思わせて」
と思ってしまった。

ごめんなさい
私も失恋して好きだった人の思わせぶりな態度に
腹が立った。私は今同じような事をしてる。
だって別に私は彼の事は好きじゃない。

ホントごめんなさい
こうでもしないと私の夜は明けないの
ほら彼のお陰で夜が明けてた
もっと もっと価値があるって思わせて――

あぁ依存してるのは私の方かもしれない

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