リーリエ

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7/5/2024, 11:32:18 AM

星空

「星空がある人生なら、幸せだろうね。」
「どういうこと?」
「……。夜って、暗くて寒くて、怖くて独り。
光なんてない。でも、そんな夜を灯してくれる
実際、道が見える程明るい光じゃない。
でもあの点一つ一つが心を暖めてくれるの。」
「……。」
「心と同じなのよ。私の心は星のない。
真っ暗な森のなか。そんな時に見方でいて
くれる人がいたら、幸せだろうね。貴方の
ように星のある心は」
「えぇ。幸せ。私はどんなに悪いことを
しても見方がいる。」
「私は今なくなったよ。貴方に裏切られたんだ
から。星は信頼。星は灯。私の心から
星を奪わないで!」

また、星空を求める。
あぁ。この暗い空を受け入れてしまったら
楽になれるのに。
はぁ。もういっそ空もなにもない世界に行ったら
楽になれるのに。
また、星空を求めてしまう。

7/4/2024, 11:16:17 AM

神様だけが知っている

未来?それとも人生の答え?
いいえ。私の場合そうじゃない。

神様だけが知っている 私の辛さ
心にすんでいる神様は実際に手にとってわかる

誰よりも理解してくれるのに
話せないし見えない
神様だけが知っている私を
神様は救ってくれるのかな
胸がズキズキと痛くて
涙が自然と出てくる
神様だけが知っている私の涙
ぬぐってはくれないの?

神様だけが知っている――

7/2/2024, 10:05:37 AM

日差し

カーテンの向こう側
日差しが強く現れる

その光はまるでスポットライトのようで
照らされた人々はそれぞれ主をやどしている
ようだった

雲が光を遮った
眩しくて目が痛かったけど
微かに見える光をみた

雲の上は光の耐えない楽園のようで
晴れ女の生き神様が舞いを舞っているような
気がした

雲が通りすぎる
今度は僕の番だと言わんばかりに光りは
僕を見つめる

新しい物語が始まったような
そんな、日差しがただ僕を見つめてる

7/1/2024, 1:57:33 PM

窓越しに見えるのは

限りなく灰色に染まる空からは冷たい
雫が降り注ぐ

窓越しに見えるのは暗い空
終わりなく続きそう

耳を澄ますと聴こえる
祭りで賑わう人の声
こんな灰色の元で愉快に宴をいそしんでいる

窓越しに見えるのは
窓の向こうに映る孤独な私

透けてかすんだその姿
まるで雨に飲み込まれたかのよう

久しぶりに故郷へ戻ったのに
また壁に閉じ込められた

限りなく灰色へそまる窓越しに見えたあの景色
私と空は一心同体

すなわち心の天気現している――

6/30/2024, 10:36:20 AM

赤い糸

私の小指締め付ける赤い糸
ピンと張る糸 この先にはいったい
誰がいるのだろう 深紅の糸が心も縛る呪い
を呼び寄せるのならば共に幸せが訪れよう
呪いの名前は恋と言う
赤い糸のその先は恋の宮古

僕の小指に絡み付く赤い糸
足るんだ糸 この糸は私の身体を
ひくように運命の方へと連れてゆく
小指と小指の触れ合うその時
深紅の糸がミサンガの如く爆ぜたようだった
爆ぜた糸は恋を知る私の心同様で
そしてまた糸の如く
共に生きる約束結びつける

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