窓越しに見えるのは限りなく灰色に染まる空からは冷たい雫が降り注ぐ窓越しに見えるのは暗い空終わりなく続きそう耳を澄ますと聴こえる祭りで賑わう人の声こんな灰色の元で愉快に宴をいそしんでいる窓越しに見えるのは窓の向こうに映る孤独な私透けてかすんだその姿まるで雨に飲み込まれたかのよう久しぶりに故郷へ戻ったのにまた壁に閉じ込められた限りなく灰色へそまる窓越しに見えたあの景色私と空は一心同体すなわち心の天気現している――
7/1/2024, 1:57:33 PM