神様へ
全ての生き物に
幸福を―
快晴
群青に染まる空は眩しくて、眩しすぎて
上を見られない。幸せな時、空は晴れる
そんな物語だらけの世界だけど。
上なんて見られないじゃないか眩しすぎて
自分が虚しくなる
灰色に染まる空は薄暗くて、その暗さが
安堵を降り注がせて上を向かす。
辛い時、空は曇る。そんな物語だらけの世界
だけど上くらい見られるじゃないか。
不思議なほどぼんやり空を見る。
眩しい快晴が愛おしく思うのは不幸なとき。
明るい奴が回りにいたら。皆同じように、
下を見る。だから僕も気にせず下を見る。
眩しい快晴を愛おしく思うのは不幸なとき。
明るい奴が回りにいたら。皆僕を忘れて、
微笑み合う。だから僕は気にせず下を見る。
群青色の空の下、君のうつむきを
僕と重ねて思い出す。
あーしたなーみだふーれ―
遠くの空へ
「鳥のように自由に空を飛べるなら喜びのうちに褒め称えよう。自由という名の神を!」
快晴の天井を見つめて呟く。
嗚呼 同じ色の空の下どこまでも旅をしたい
「鳥のように自由に空を飛べるなら喜びのうちに褒め称えよう。自由という名の神を!」
灰色の天井を見つめて呟く。
嗚呼 僕の世界はいつまで灰色のままなのだろう
遠くの空へ飛んでみたい!
遠くの空へ逃げ出したい!
遠くの空へ飛び出したいー
誰よりも、ずっと
「いい加減に認めろ!お前が殺したんだろ!」
「殺したんじゃありません。」
ギャーギャーうるさい警察の声に聞く耳ひとつ
持たない。
「こうきくんはもう帰ってこないんだぞ!
お前ほんとにこうきくんの彼女なのか?
彼女ならせめて少しは反省しろ!」
「私は彼女ですよ。彼女だから反省しない」
「ふざけるな!お前ほんとにこうきくんを
愛しているのか!?」
その言葉に笑いが込み上げる。
「愛しているのか?アハハハハ!何処をみたら
愛していないように見えますか!?」
「じゃあなぜ殺した!」
「だって女は『あなたに全てを捧げます』って
命も預けるなんておかしくないですか!?
そこまでして人の命が欲しいなら盗られるほうの気持ちをわからせてあげようとしたんです!
感情の共有は愛の育み!これ以上の幸せは
ありません!だから殺したんです!捧げられた
命を私が使ったそれだけです!私は殺したんじゃない。もう片方の命を自殺させただけです。」
「お前狂ってる」
「えぇ。そうですとも」
―狂おしい程、愛してる。
誰よりも、ずっと―
いいねの数、100人達成したあああ!
皆さんありがとうございます!
これからも、よろしくお願いします!
これからも、ずっと
ずっとなんてこの世にない
なんて悲しいんだろう
儚くかよわい未来に
夢を見ていいのだろうが
だけど。信じられることはある
永遠なんてない、永遠と
絶対なんてない、絶対に
これからも、ずっと
ずっとじゃ無いから喜びも絶望も越えられる
これからも、ずっと―