【幸せに】
願わくは幸多かれ
心の臓は宴の如く天まで舞いそやつの神に
幸の祈りの何のその
仲を積もらせそやつに宿る
幸の一つと闇一つ
一つ勝つゆえ口大きくかっぴらき
楽しげに踊る今
見届ける神の目よ
みなの幸に祝福を
一人の闇の道しるべとなれ
変わり行く感情よ
時の感情がそやつの定めとなりて
幸にも闇にも転ぶだろう
嗚呼 宴に轟く今宵の酒よ
神に喜び宿したまえ
明日の定めよ幸せに
生死の運命(さだめ)よ
幸せに
何気ないふり
きみはまた、何気ないふりをする。
みゆきと言う名の私はバレバレな嘘は嫌いだよ。きみは、わたしの「嫌い」のお手本のようだ。
「おっはよー!今日も元気なこゆきだよ!」
また何気ないふり。私には話してくれないその
わけに心底腹が立つ。私たちは本音で話し合え
ない仲なのね。
「おはよ!今日も大好きなこゆきに会えて
嬉しい!」
何気ないふりをする
[まるで、鏡ね。相手の気に入らないところばかり
見ているかぎり、自分の醜さが見えない。
こゆきとみゆき。入れ換えても結末は一緒ね。
よく似た
仲のいい友達です事―
【ハッピーエンド】
あぁ 何て素晴らしいのだろう
「幸せに暮らしましたとさ」
その一言で、心が晴れやかになる。
あぁ大好きなハッピーエンド。
それがしだいに殺めてしまいたい程、嫌悪を
抱いていた。
倒されたきり、本には何一つ書き残されない
悪役たち。人を傷つけてしまう訳を聞いても
くれず不幸だけを押し付けられる。
あぁ 何てかわいそうなんだろう
あぁ 狼や鬼たちよ人の勝手なイメージで
悪役にされるなんて何て惨めなんでしょう
「どんな理由があろうと傷つけてはいけない」
誰にだって言えない言葉だ
もちろん悪役たちも
人が人であり、誰かを否定する限り。
ハッピーエンドなんて手に入らないのに。
なぜ人はハッピーエンドを描き続けるのでしょう
あぁ すべての役たちに栄光、いいえ
ハッピーエンドあれ―
【見つめられると】
友人に見つめられると、私は微笑み返します。
異性に見つめられると、私はドキドキします。
先生に見つめられると、私はひやっとします。
みんなそうだと思います。
では、目付きが悪い人に見つめられると、
怖いでしょうか。
オタクに見つめられると、気持ち悪い
でしょうか。
友達に見つめられると、嬉しいでしょうか
異性に見つめられると、恥ずかしいですか
では見つめている人は何を考えているでしょう。
友人「あいつきらいなんだよねぇ」
異性「こいつ金持ってそうだから媚売ろう」
先生「今日も元気そうでよかった!」
オタク「いつも優しいから友達になりたいな!」
この可能性もあり得ます。いわゆる偏見です。
自分が思い込んだ真実のみを見つめている貴方は
今私に見つめられている。
貴方は私をどう感じましたか?
「見つめられると―」
My Heart
あなたのHeartはこどうする
あなたはHeartにうそをつく
わたしのHeartはあいをしる
みんなのHeartはわたしとちがう
わたしのHeartはみんなとちがう
だからほっするきみのHeart
だからきらいなきみのHeart
うちぬかれるHeartは どきっと
うちぬかれるHeartは ぱりんと
みんなのHeartはわたしとおなじ
わたしのHeartはみんなとおなじ
しらずにこいするきみのHeart
しらずにきずつくきみのHeart
みんなのHeartはわたしとちがう
わたしのHeartはみんなとちがう
ふたつとないMy Heart
かけがえないMy Heart
わたしだけのMy Heart