大事にしたい
世界に一つだけ
開けないLINE
私には開けないLINEが2種類ある。
1つ目!
めんどくさいやつ。
2つ目!
返信に困るやつ。
めんどくさくても返してやれって?
返すよ。
すぐにじゃないけど。
返信に困るやつはスタンプかリアクションで返して終わりにしちゃうけどね?
めんどくさいやつってどんなのー?ってなると、
バイトのシフトこの日出れない?
みたいなやつとか。
どーでもいい内容のメッセージ、スタンプのみの会話。
とかね。
私だけー?笑
だとしたら薄情なのかな〜
不完全な僕
僕は不完全だ。
無論、完全な人間なんていないのだろうが。
僕には欠落しているものがある。
それすなわち、恋愛感情というものだ。
なぜそう言えるのかって?
わからないからさ。
今まで生きてきて、人を友人、または家族という意味意外で好きだなんて感じたことはない。
何が違うんだ。
何か違うんだとするなら、僕はそれを知らない。
感じられないのか、感じる相手にあっていないのか。
はたまた、自分で感じないようにしてしまっているのか。
時々、考えてみることはある。
恋人がいたら、とか。
好きになるってどんなだろう、とか。
恋愛をしてみたくないわけじゃない。
異性交際における粘膜接触が気持ち悪く思えるくらいで他は何ら変わらないんだ。
ハグとか手を繋ぐことだとか、頭を撫でるとか。
そういうのは多分むしろ好きなはずなのに。
友達になら執着できる。
同性の友達なら。
そう、同性の友人にならそれと何ら変わらない嫉妬や独占欲なんかがあるはずなのに。
異性の友達なんていないからわからないけれど。
これがいけないのかもしれない、とは思う。
でも作り方もわからないし、出会いなんてないし。
でも、そんなだから。
同性愛者なんじゃないかって思うこともあるし、それはそれで面白そうだと思ったりする。
おっと、話がそれたな。
まぁ、とにかく。
そんなわけで僕は不完全だ。
でも、そんな僕をぼくは気に入っている。
だからそれでいい。
香水
あの日、初めて香水を買いに行った。
あの子と一緒に。
そのお店は重ね付けでオリジナルの香りを作るというコンセプトだった。
ボディミストしか買ったことがなかったけれど、大学生になったし香水くらい買ってみようかってふたりで入った。
あの子は、友達の誕生日プレゼントに買うと言っていて、少し複雑な気持ちだった。
私といるのに、他の誰かのことなんか見ないで…。
なんて言ったら、友達なのに重い、かな。
他の誰かのこと考えて、誰かのために迷っている君を見ているのは案外苦しいんだよって。
気づいてくれればいいのになんて思ってしまった。
あの子は金木犀の香りを探して、香って、香りをまとっていた。
私はヴァニラとサボンの香りの物を探した。
サボンは爽やかで、なんだか夏みたいな香りがした。
ヴァニラは重くて優しくて、冬みたいだと思った。
2つを合わせたら、どんな香りになるのかなって興味を惹かれて選んだ。
合わせるとどこか爽やかで優しい香りになった。
なんだか楽しく思いながら、帰路についた。
帰り際。
「おまけです」ってもらった小さいボトルの香水と、選んだ香りのついたカードを交換した。
あの子が私の選んだ香りを纏うときがあるのかな、なんて嬉しく思いながら。