NoName

Open App
7/5/2024, 12:31:52 PM

星空

星空は好きだ。七夕の日は俺が一年の中で一番好きな日。織姫様と彦星様が一年に一度会える素敵な日。でも周りの子達は星には興味が無く、肝試しなどに行ってしまう。俺が夏の星空を一人で見ていたとき、突然睡魔が襲って来て俺は寝てしまった。目が覚めると俺の上には女の子用の上着がかかっていた。周りを見渡すと、一人の女の子が木陰に座っていた。その子は寝ていて、寒そうだったから俺にかけてくれていた上着をかけて俺はその子の隣で一夜を明かした。日が昇って目を開けると、その子はもういなかった。俺はその時思った。織姫様と彦星様もこんなふうなのかな。いつか俺も大切だと思える人を見つけて、そんな恋がしてみたいと。

7/4/2024, 11:51:01 AM

神様は知っている

神様が知っていることはたくさんある。でも一つだけ神様でも知らないことがある。それは私たち人間の気持ちだ。苦しい、悲しい、嬉しいそんな気持ちを私たちは心のなかにしまっている。いくらなんでも神様だって人の心は読めない。だって神様が人の心をもし読めるんだとしたら、私の気持ちが目の前にいるあなたにばれているはずだもん。

7/3/2024, 10:43:06 AM

この道の先に

この道の先にあなたの愛があるとすれば私は命を捨ててもその道を進む。あなたはこのごろ笑わなくなった。日に日に増える傷、毎度喋るときに流す意味のわからない涙、すぐに謝る癖。俺はその癖がめんどくさいと思っていた。でもあの時と俺が「大丈夫」と声をかけていればあなたは生きていたかもしれない。この道を歩いていくと残っているのはあなたの笑顔と愛なのか?それとも空っぽの宝箱か?それがわからない俺は暗い道を歩いている。いつかその道に光が指す信じて。

7/2/2024, 11:06:31 AM

日差し

日差しは女子の敵だと聞いたことがある。そういう私も女だが、私は日差しが好きだ。でも日焼け止めがないときは地獄だ。でもあなたは優しく私に日傘をさしてくれたよね。周りの女子が日焼けをするなか、私だけがあなたに心を焼かれていたあの頃に戻りたい。あなたにはもう彼女がいるから。焼かれて黒くなる肌のように私の心は黒焦げになっていた。

7/1/2024, 12:27:55 PM

窓越しに見えるのは

窓越しに見えるのは君の元気な姿だった。そして君は私に気づいてこちらを見ながらニコッと笑った。私はその顔を見ていると頬が熱くなっているのを感じた。すぐに顔をそらすと君は悲しそうな顔をしてどこかに行ってしまった。この病気が治れば君と面と向かって話ができるだろうか?そんな事を考えていると、君が手に何かを持ちながら戻ってきた。手に持っていものを私に見せると君は行ってしまった。廊下に出て置かれたものを見ると花束に手紙が添えられていた。そこにはこう書かれていた。「早く元気になってね」と私はその優しさに涙が出た。ありがとう私はそう書いた手紙を廊下においておいた。それが私と君の恋の始まりだった。

Next