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星空

星空は好きだ。七夕の日は俺が一年の中で一番好きな日。織姫様と彦星様が一年に一度会える素敵な日。でも周りの子達は星には興味が無く、肝試しなどに行ってしまう。俺が夏の星空を一人で見ていたとき、突然睡魔が襲って来て俺は寝てしまった。目が覚めると俺の上には女の子用の上着がかかっていた。周りを見渡すと、一人の女の子が木陰に座っていた。その子は寝ていて、寒そうだったから俺にかけてくれていた上着をかけて俺はその子の隣で一夜を明かした。日が昇って目を開けると、その子はもういなかった。俺はその時思った。織姫様と彦星様もこんなふうなのかな。いつか俺も大切だと思える人を見つけて、そんな恋がしてみたいと。

7/5/2024, 12:31:52 PM