此岸

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12/9/2025, 11:42:14 PM

凍える指先

今日から始めたランニング。
ランニングのために新しく服も買った。

いざ走ってみると案外温まるものだ。

人も居らず雑音もない。
聴こえるのは鳥のさえずりだけ。

布団から頑張って出たかいがあったなと思った。

ただ少し指先が冷える。
手袋をつけてきた方が良かったかも。

いやこの手や耳の冷たさが冬を感じて良いではないか。

明日も走ろう。
三日坊主常習の私でも続けられそうな気がする。

12/6/2025, 5:54:06 AM

きらめく街並み

家々の灯りが街を照らしている。

都会では星が見えない。
建物の灯りが多いから。

でも星が見えない代わりに街が照らされ、
きらめく夜景が見られる。

いつも独りだけれど、
この中で生きている私は孤独ではなかった。

街が私を照らしてくれる。
ひとりじゃないと思わせてくれる。

12/4/2025, 6:21:03 PM

秘密の手紙

昔辛いことがある度に手紙を書いていた。
宛先不明。
誰にも届かないそれに、忘れたいと念を込めて。

そんな何十、何百にも及ぶ手紙を
部屋の掃除をしているときに見つけた。

いつもは開けない押し入れの奥底。
使い古されたような箱の中。

もう何年も前の手紙。
だから、開けてみようと思った。

大量の便箋。そのひとつを手に取り開封する。

その手紙には所々水滴の跡のようなものがあった。
泣いたのだろうか、この手紙を書いているときに。

最後まで読んでも
その時の自分の気持ちが私にはわからなかった。

もう過ぎたことだから。
今の私には辛かったという記憶しか残っていない。
何がどうとは説明できない。

そっか。
誰にも理解されないってわかっていたから
自分の中で消化しようとした。
でも消化しきれないから手紙にして
自分の思いを吐き出そうとしたんだ。

また、笑うために。
また、人と関わるために。
また、自分らしくいるために。

12/4/2025, 5:36:33 AM

冬の足音

冬に飲む水が好き。
とても冷たいのだけれど、
お風呂上がりに飲むと生きていると実感する。

冬に見る星が好き。
冬の夜空はとても澄んでいて、
世界は広いのだろうと何故か感じてしまう。

冬に入る電気毛布が好き。
最初は冷たいのだけれど、
入っているとだんだん暖かくなる優しい熱。

冬に食べるみかんが好き。
コタツに入って食べていると、
いつの間にか手が黄色くなっているんだよね。

これ全部、冬だから味わえる「好き」なんだ。


冬は今日本に遊びに来ている。
いつまで日本にいるんだろうか。
冬がきた痕跡をたくさん残して行って欲しいね。

12/1/2025, 4:29:29 PM

凍てつく星空

田舎に住んでいた。
だから毎日綺麗な星空を見ていた。

でも都会の方はそうではないことを知った。
あまりにの違いにびっくりしたな。
なんにも見えないんだ、本当に。

だからかな。
都会に出ると夜はいつも寂しい。
学校帰りの夜空はただずっと暗かった。
飲み込まれそうなほどに。

実家に帰った夜。
ふと空を見上げると一面に星が広がっていた。
広く、強く光る星々。
懐かしさと少しの肌寒さ。

星座なんて全く分からない。
どれがなんの星かなんて全く知らない。
でも、誰が見ようと皆が綺麗だと言うのだろう。


自分も恒星のように誰かを照らす人になれたら。
なれたらいいなと、思ってしまうんだ。

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