タイムマシーン
ドラえもんいないかなあって、
机の引き出しを開ける癖が未だになおらない。
今年で10年目。
海の底
初めて学校をサボった日。
親に休むことを伝えるとすごく心配された。
部屋に戻った後、そのまま水溜まりできてしまうんじゃないかと思うほど涙が止まらなかった。
夏休みが終わり、新学期が始まって2日目だった。
慣れない環境と周りからの期待に押しつぶされた。
死にたかった。
それからも週に1日、週に2日、週に3日、
どんどん休みが増えていった。
1度休めば、もう元には戻れなかった。
学校生活はそれほどきついものだったのかもしれない。
毎日泣いて私の部屋は深海のように暗く
そして冷たかった。
君に会いたくて
下校時刻。靴を履いて外に出る。
君が降りてくるのを待つため、
校舎前のベンチに座った。
部活が今日はないため
靴箱にはどんどん人が集まるが、
未だ君の姿はどこにもない。
人の数が少なくなっていく。
今日は学校に来ていなかったのかもしれない。
諦めて校門の方へ歩みを進めた。
校門の前に着いた頃、後ろから声が聞こえてきた。
「待ってー!」
歩みを止めると背中に衝撃が走った。
後ろを向くと鼻を抑える君の姿。
私の姿を見つけて走ってきてくれたようだ。
「ちょうど良かった!一緒に帰ろ!」
君はいつもの調子で笑った。
君が来るのを20分ほど待っていたことは内緒にしよう。君に縋る醜い私の姿を
君の眩しい笑顔の前では晒したくなかった。
この世界は
働くとは人が社会の輪に入るためのもの。
社会とは仲間と認められなければ生きにくい。
この世界はどこにでも社会がある。
それは未就学児でもお年寄りでも変わらない。
そしてそれに馴染めなかった人間を
社会不適合者と呼ぶ。
群れないと生きられないこの世界に
私は適用できないから、私は社会不適合者となる。
ずっとこのまま
あなたを好きでいたい。
あなたがいる世界で生きていたい。