光と影
君が光ならば僕は影なのだろう。
光が差せば影ができる。
逆に光がなければ影はできない。
それは当たり前のことで、
僕と君が二人でひとりであることも、
君がいなければ僕は居ないということも、
同じように当たり前なのだ。
君がどう思うかはわからないけれど、
僕は君の影として君を君の1番近くで見ていたい。
どうせ僕は君がいなければここにいないのだから。
おもてなし
子どもの頃、凄くハマっていた言葉がある。
『お・も・て・な・し』
2013年に流行った言葉。
IOC総会にて使われたのが発祥だったはず。
流行語大賞にも選ばれたとか。
まだ小学生にすらなっていなかったため、
意味もわからずジェスチャーとともに使っていたが、
今となっては人として大切なことだなあ、と思う。
終わらない問い
小学生になったら、
あのお兄さんやお姉さんみたいになれると思ってた。
中学生になったら、
キラキラした生活が待ってると思ってた。
高校生になったら、
やりたいことが見つかるって思ってた。
大人になったら、
自由に楽しく生きられるって思ってた。
想像とは違う現実に嫌気が差して、
現実逃避で妄想に浸る。
ずっと将来に縋って生きて、
でも待っているのは暗闇だけで。
底が見えないプールに沈んでいく。
『なぜ』と『もしも』に挟まれて、
今日も一人で巣と化した部屋に眠る。
予感
寝坊して
車にクラクションを鳴らされて
傘を忘れて
勇気をだして手を挙げ答えたけど間違ってて
5000円札入れたと思ったら1000円札で
買いたかったイヤフォン買えなくて
レジで恥かいて
代わりにアイスを買ったら手を滑らせ落として
少し溶けたアイスが地面で潰れるのを見ながら
今日は運が悪かったなって。
あー、もうやめてしまいたい。
friends
登校中、雨が降っていた。
私は傘をささず、学校へ向かった。
校門の前、挨拶指導をしている先生。
「えっ、傘はどうしたの?持ってきてないの?
あっ、ねぇ、この子を傘に入れてあげて。」
そう言われた女の子は戸惑いながらも
私を傘に入れてくれた。
特になにか話すことも無く、靴箱まで共にした。
お礼をしてすぐにその場を後にしたが、
後にその女の子が君であったことを知った。
ずっと流れに沿って生きてきた。
友達も小学校からの知り合いか、
その知り合いの知り合い。
自分から友達を作るなんて一度もなかった。
そんな私が初めて仲良くなりたいと思った子。
仲良くなるのに時間はさほどかからなかった。
会話に挟まる沈黙も心地よく感じられた。
君は私の特別になった。
中学を卒業して半年。君と出会って一年。
別々の高校に進学したけれど、
君からくる不定期LINEにいつもほほ笑んでる。
夏休みに一度会ったけど、また会いたいな。
次会うのは冬休みかな。
その時また君の面白い話を聞かせてね。
君に会う日を楽しみに高校頑張るよ。