仏壇の前に立つと、ひいばあちゃんとひいじいちゃんの写真が微笑んでいる。ひいじいちゃんは写真の中の人、でもひいばあちゃんは、優しい笑顔を今でも覚えている。あの人はいつも私たちを可愛がってくれた。温かい手で包まれるような安心感、あの頃の記憶は宝物だ。
しかし、ある日、救急車の音が響いた。幼い私はその意味が分からず、「待って…!!」と叫んだ。必死に走ったけれど、車には追いつけない。転んでしまった時の恥ずかしさと虚しさが、今でも心に残っている。そして、思い出させる。
それでも、こうして思い出すと、ひいばあちゃんの温もりが蘇る。あの人の優しさは、今も私の中で生き続けている。大切な記憶は、懐かしさと共に心を満たしてくれる。仏壇の前で、彼女に感謝を捧げる。愛された日々を思い出し、私はまた一歩前へ進む。
10月31日(木曜日)
【テーマ:懐かしく思うこと/幼かったあの頃】
現世と前世、二つの物語が交差する場所に、私たちは立っている。現世は進化の道を歩み、便利さや新しさを求める人々が集う。技術の進歩は、私たちの生活を豊かにし、視界を広げる。しかし、その一方で、過去の記憶や感情は薄れ、失われていくこともある。
前世は、懐かしさと共にある。古き良き時代の思い出は、心の奥深くに刻まれ、時折顔を出す。記録が消え去ったとしても、心の中には温かな感情が残る。それは、私たちが忘れたくない何かを教えてくれる。
しかし、どちらの物語にもメリットとデメリットが存在する。現世の便利さは、時に心の豊かさを奪い、前世の思い出は、過去に囚われることもある。「こうしておけば、早くできたのに…」という後悔は、時代を超えて共通する感情だ。
私たちの物語は、常に選択の連続であり、過去と現在が織りなす複雑な tapestry(タペストリー)である。だからこそ、どちらの物語も大切にし、共に歩んでいくことが、私たちの人生を豊かにするのだろう。もう一つの物語、それは私たち自身の選択と経験の積み重ねなのだ。
10月30日(水曜日)
【テーマ:もう一つの物語/今と昔に左右する】
暗がりは、心の奥深くに潜む影のよう。夜の静けさ、部屋の隅にひっそりと佇む影。そこには、夢の世界への扉が隠れている。私は時折、想像の中で自由に羽ばたく。星々が瞬く夜空の下、雲の上で包まれ、優しい旋律に身を委ねる。現実の厳しさを忘れ、心の中の楽園に浸ることができるなら、それは何と幸せなことだろう。
暗がりは、逃げ場でもあり、安らぎでもある。日常の喧騒から離れ、静寂の中で自分を見つめ直す時間。想像の中で描く美しい景色は、現実には存在しないかもしれないけれど、心の中に確かに息づいている。少しでも隠れて、逃れることができるなら、それは本能が求める幸せの形。暗がりの中で、私たちは自分自身を再発見する。夢の中で、自由に生きることができるのだから。
10月29日(火曜日)
【テーマ:暗がりの中で/画く願い】
友達とは、心の中に灯る小さな光のような存在。私たちは、喜びを分かち合い、悲しみを共に背負う仲間。時には言葉を交わさずとも、ただそばにいるだけで心が温かくなる。そんな特別な関係が、友達という名の絆。
思い出は、まるで色とりどりの花束のように、心の中に咲き誇る。初めての出会い、共に過ごした日々、笑い合った瞬間、そして涙を流した夜。すべてが宝物であり、時が経つほどにその価値は増していく。
友達は、時に鏡のように私たちを映し出す。私たちの言葉や行動は、自分自身を見つめ直すきっかけとなり、成長の手助けをしてくれる。互いに支え合い、励まし合うことで、私たちはより良い自分へと変わっていく。
しかし、友達との関係は常に平坦ではない。誤解やすれ違いも必ずある。それでも、真摯な気持ちで向き合い、対話を重ねることで、絆はより深まる。大切なのは、相手を思いやる心と、信頼を築く努力。
友達は、人生の旅路における大切な同行者。私たちと共に歩むことで、私たちは孤独を感じることなく、豊かな経験を重ねていける。だからこそ、友達を大切にし、感謝の気持ちを忘れずにいたいと思っている。私たちとの出会いが、私の人生を彩る大きな要素であることを、心から感じてる。
10月26日(土曜日)
【テーマ:友達/鏡の先に写っているのは…】
行かないで……この言葉は、心の奥深くから湧き上がる叫びのように響く。言霊は、言葉が持つ目に見えない力であり、私たちの感情を形作る。愛する人に向けられたこの一言は、別れの恐れや孤独感を映し出す鏡のようだ。
「行かないで」と願うその瞬間、心は不安と希望の狭間で揺れ動く。愛する人が去ることは、まるで自分の一部が失われるような感覚。言霊は、時に優しく、時に厳しく、私たちの運命を左右する。良い方向へ導くこともあれば、逆に心の傷を深めることもある。
この言葉を口にすることで、私たちは相手に対する思いを伝え、絆を深めることができる。しかし、同時にその重みを感じる。愛は時に束縛となり、自由を奪うこともあるからだ。
だからこそ、「行かないで」という言葉は、愛の証であり、同時に別れの予感でもある。私たちはこの言葉を通じて、愛の本質を見つめ直し、互いの存在の大切さを再確認するのだ。
10月25日(木曜日)
【テーマ:行かないで/靈氣】