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2/1/2026, 9:26:45 AM

 旅路の果てというと、断崖絶壁に来ているだろう。二時間サスペンスだったら、最後に来る場所だ。崖の上で遠くを眺める。海はずーっと続いていて、遠くに島が見えている。下は、恐ろしすぎるから見ない。

 誰かに追われているわけではない。ただただ、地上の果てに行き着いて、佇んでいるだけなのだ。風が強く吹き付ける。さえぎるものが何もないから、右から左から吹き付ける。

 髪の毛は舞い上がり、服がハタハタと音を出す。勇気を出して、そっと下をのぞいてみる。白い波が見える。はっと頭を後ろに戻そうとした時、少し上の崖の途中に、ゆらゆらと白いものが見えた。

 もう一度のぞくと、花だった。そういえば、足元には白い花が点々と咲いている。こんなところでも咲いていたのか。不安定でも、斜めでも。

 自分には無理だと思いながら、またすごすごと崖から戻っていく。いつかは、あんなところでも咲けるだろうか。


「旅路の果てに」

1/31/2026, 7:02:35 AM

 あなたの何気ない言葉が、私を救ったりする。あなた自身は忘れているかもしれない。でも、その一言が私の中で生き続けている。

 見ているものは同じでも、人によって見え方が違う。その見えているものを、かたちにしてみる。心の中の思いを言葉にする。

 その中の一つでも誰かに届くといいなと思う。


「あなたに届けたい」

1/30/2026, 7:00:24 AM

 今愛しているもの…。そう簡単には言えない。人に知られるのが恥ずかしい。どうしてだかわからないけれど、好きなものってそうなのだ。

 それを手に入れるために、熱心に調べたり、それがあるところを訪れたりする。すぐどうこうするのではない。しばらく悩んで、思いを深める。

 もし、手に入るときは最高の時間だ。手元でしばらく眺めたい。まずはそのまま鑑賞して、ようやく手にとる。でも、まだまだ使わないのだ。またそっと元に戻して寝かせておく。

 そして、もういいかなと思うころ、ようやく使いはじめる。我ながら変だと思う。やっぱり誰にも言えない。これは自分だけの秘密なのだ。


「I Love...」

1/29/2026, 9:03:02 AM

 何かモヤモヤする時は、街へ出かける。人の波に紛れると、自分の影が薄くなる気がする。色々考えて、ふと涙がでそうになっても、誰にも気付かれないだろう。

 〝わたし〟ではない、〝だれか〟になって歩く。街は刺激的だ。色とりどりの看板、店、音楽、人のざわめき…。そんなものに気をとられる。私は今楽しいに違いない、と思う。

 テンション高めの街の雰囲気に、しっかりとからめとられたころには、もういいかなという気がしてくる。そして、だんだんとそのパワーに負けてきたら、帰る。

 家の最寄り駅を降りると空気が違う。静かな日常が淡々とある。少しほっとする。でもそれが街との良いバランスを取っている。

「街へ」

1/28/2026, 6:47:35 AM

 これは、ピンチだ! という状況になった。どうしようもない事態に追い込まれた。いや、大したことはないと思えばそうかもしれない。

 何より周りの人の反応が辛かった。なんだか腫れ物に触るような、よそよそしいような。そんな中でいつもと変わらず、接してくれる人もいた。

 まあ、それでも自分は大丈夫だろうと思っていたのに、そんなことが二、三日続くと、あっという間に心が沈んでしまった。

 それでもいつも通り接してくれる人もいた。そのうちそんな態度にも腹ただしくなってきた。この人たちだって、きっとよく思っていないんだ。避けようとした。逃げようとすると、はじめてとめられた。

 でも後になってみると、よく分かる。一緒に、静かに淡々と嵐が去るのを待っていてくれたということを。時が解決してくれるのを、分かってくれていたのだ。
 

「優しさ」

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