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1/14/2026, 6:53:38 AM

 ずっと夢を見てたい。子どものころから思っていることがある。その道を追いかけていたけれど、途中でその道を離れた。

 夢への付き合い方を、考えなおそうと思った。夢は心の奥底にしまって、違う道に進んだ。それはそれでよかったけれど、なんだか自分を生きられていない気がした。

 夢にまた目を向けてみた。これまでとは違うやり方をしてみようと思った。楽しい。こんなに没頭できるのだ。心が満たされてくる。それがうまくいこうがいくまいが、自分が喜んでいる。

このまま、ずっと夢を見ていきたい。


「夢を見てたい」


1/13/2026, 8:16:27 AM

 ずっとこのままで…なんて思うと、目が覚める。このパターンの夢は多い。夢? 夢じゃないよね。少し頭がはっきりしてくる。夢かあ…。

 かなり、がっかりする。さっきまで見てた、あった、と思うけれど、夢なのだ。あー、幸せだったなあ。夢だけど、よい気分はしっかり残る。

 さっきのシーンを忘れないように、何度も思い返して、頭の中に刻もうとする。きちんと目が覚めていないから、まだぼんやりしている。

 また、この続きが見られるかもしれない。目を閉じてみる。ストンと眠りにおちる。でも、続きはなかなか見られないんだ。


「ずっとこのまま」

1/12/2026, 7:53:08 AM

 そもそも、朝寝坊したのがいけなかった。慌てて家を飛び出して、余裕がない一日が始まった。焦りは、いろいろなところに伝染するのだろうか。電車の中、立ち寄ったコンビニで、何となくイライラした空気を感じる。

 調子悪いなあと思いながら、一日を過ごして帰途につく。朝は急いでいて気づかなかったが、こんなに寒かっただろうか。冷たい風が、容赦なく吹きつけてくる。

 いや、本当はそんなに寒くはない。元気な時はやり過ごせる寒さが、今日はじわじわと染みてきているのだ。リセットしよう! 風を切って早足で歩く。すたすた歩き、大きく腕を振る。忘れていた温かさが、ようやく感じられてきた。

「寒さが身に染みて」

1/11/2026, 8:00:04 AM

 20歳で成人したけれど、大人になったという実感があまりなかった。自分は、まだまだ未熟で、圧倒的に経験値が少ないと思った。

 それから年を重ねて大人になっただろうか。一人の人間として、責任を持たなければならないことは分かった。外見は変わっていったが、中身はそんなに変わったという気がしない。でも、確かに色々なことを見て、経験してきた。普通に生きているだけで、色々なことがあった。

 大人になるとは、特別なことではなくて、生きて、経験を重ねていくことなのかもしれない。

「20歳」

1/10/2026, 7:13:32 AM

 満員の電車に揺られて、最寄り駅に着く。扉が開くと、人がぶわっと押し出されるように降りていく。足並みを合わせて外に出ると、ふわっと新鮮な空気に包まれる。少しほっとしながら改札を出る。

 家までの道を歩きながら考える。気になることがある。何となく一人反省会が始まった。自分の歩調に合わせるように、一つ一つ色々な場面を思い起こす。どうすればよかった? 

 気がつけば、周りには人がいなくなっていた。大きく伸びをしてみる。上を見ると、空の下のほうに三日月がポッとあった。大きい。まるで作りものみたいだ。何だかわくわくしてきて、それまで考えていたことも、仕方ないかと思えてくるのだった。

「三日月」

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