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7/24/2025, 8:55:34 AM

以外と気付きにくくて、訳がわからなくなったり、悲しくなったり。

すごく大切なのに、時々とんでもなく怒りが込み上げてきたりする。

それを表現する方法がわからなくて、思ってもみない行動をとる。

それでも大事なときに、自分の思いを超えて、ぶわっとあふれ出てくる。

気付くと、とてつもない安心感と、うれしさに包まれる。


「True Love」

7/23/2025, 8:25:01 AM

 また会いたいと思っている、あんまり親しくない人との別れ際、いつも私は少し緊張する。

「またね」と言われると、軽く安心する。

「また、いつか」と言われると、ちょっと悲しくなる。〝いつか〟は、もうない気がするから。
私がそれを言うときは、あいまいで消極的な〝会いましょう〟なのだ。

でも、分からない。もっと軽い〝いつか〟かもしれない。いつかは決めないけれど、また会いましょう、なのかもしれない。

やっぱり〝いつか〟はもうこないこともある。
でもその〝いつか〟が、思いのほかすぐきたりすると、何だかとてもうれしくなる。
 
「またいつか」

7/22/2025, 7:55:14 AM

 子どもの時に初めて星座表を見た時から、夜空に星座を探してみるのがクセになった。
冬の星座が一番探しやすくて、表で見たのとぴったりだったらうれしくなった。

でも、星はあんなにくっきり見えているのに、とてつもなく遠いところにあると分かった。何光年も離れているというとんでもない計算を聞いたら、頭がぼーっとして途方にくれた。
私には星について深く考えるのは無理そうだと思った。

それでも星を見るのは、楽しかった。
細かく、プルプル光が揺れる。
あの星の一つ一つが、ステキな可能性のような気がしてくる。

ちょっとため息がでる日も、星空の下では、私はとってもちっぽけだ。たとえ、追いかけるものがうまくいかなかったって大したことない。
それより遠くにある星を、めざしていけばいいかなんて思えてくる。
そして、今日もいつものように夜空を見上げる。

「星を追いかけて」

7/21/2025, 7:47:24 AM

ずっと長いこと、今を生きていない気がする。
前のことや、先のことばかり考えている。

過ぎてしまったことを思って、とやかく悩み、
先のことを思って、憂いたりしている。

でも、いるのは今だ。
いくらほうぼうに思いをとばしても、
今がずっと連続してある。

そんな大切なこの瞬間に
時々、他の人の方へ意識が飛んで、
自分を見ていないことがある。

私は、何をしたいのか。どうしたいのか。
自分の中に意識を返して
今、楽しもう。

「今を生きる」

7/20/2025, 8:18:13 AM

 網戸をちょっと開けていたら、ふわりと小さな黄色い蝶が入ってきた。
ふぅーっとさまよって、ピタっと壁にとまった。
何度か細かく羽を揺らした後、じっとしている。
細いボディに、黄色い羽。部屋の中で見ると、案外大きく見える。

困った。どうしよう。

網戸のほうから「こっち、こっち」なんて呼んでみたりする。
来るわけないか。

しばらく動く気配がなさそうなので、大きめのビニール袋を持ってきてみる。
そぉーっと近づく。
パッとかぶせると、あっさりとビニールに入った。パタッパタッと小さい羽音がする。

袋の口を手で押さえて、ベランダへ出る。袋を空へ向けてあけた。ん? 出ない。
軽くゆすってみる。さあ!
ふっと出て、やっと慌てたように青空のほうへ飛んでいった。

「飛べ」

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