題【カレンダー】
今日はなんと!私の家で、葵とお泊まり会です!
今の時刻は7時00分けっこう暗い。
「すみれ凄い!」
「何が?」
「カレンダーの予定がまとめられて書いてある!」
「うん。O型なんですけどね!」
「血液型なんて関係ないよ!すみれが偉いね!」
「そう?ありがとうございます。」
「このカレンダー、ひなたくんにも見せたい!」
「えっ、なんでですか?」
「うーん?好奇心かな❤️」
「へー。」
ピコン
「あっ、返ってきた!」
「なんて書いてあるのですか?」
「すみれはこんなに几帳面だったんだ~(笑)だって。」
「💢?」
「あ、あはは。」
「ひなたはそうゆう人なので、まぁ良いです。」
「そっか。でも、私もこんな風に几帳面になりたいな。」
「葵は完璧ではないですか。」
「そんな、みんながイメージしているような私ではないよ!」
「そっか。なんか、色々と難しいね。」
「そうだね。」
「っていうか、すごく眠いです!寝ます!」
「えっ!?はや!?」
「お休み~!」
「えっ、あはは!へんなすみれだな~。」
題【喪失感】
その前に…、いつも読んでくださり、ありがとうございます!
毎日頑張って、1000良いね、突破しました~!
「嬉しいですね!みなさんどうも!すみれです。」
「そうだねすみれ。こんにちは。葵です❤️」
「今日も葵は可愛すぎ!?ひなただよ~!」
「うるさい❤️」
「あはは。ふうまです。これからも俺らをよろしくね~。」
これは、私、葵が小さい頃に体験した喪失感。
ー10年前ー
当時の葵、6才 当時のひなた、7才。
「嫌だ…、嫌だ!待って、お父さん!」
「ごめんな、葵。幸せになって。じゃあな。」
「葵のせい?ごめんなさい、ごめんなさい!」
「違う!違うよ?葵。だから、大丈夫だから。」
「良い子にちゃんとなるから!」
「ごめんね。葵。」
ー7年前ー
「ねぇお母さん。お父さんはいつ帰ってくるの?」
「えっ、そうね。」
ー5年前ー
「お母さん、お父さんとはもう会えないの?」
「うん。ごめんね。葵。」
「なんで?もう知らない!」
こんな家なんか出ていってやる!
「待って、葵!」
「はぁ。はぁ。はぁ。」
めっちゃ走ってきちゃった。どうしよう、怖いな。
「? 葵ちゃん!何してるの?こんな時間に女の子一人だなんて。」
「ひ、ひなたくん!助けて。」
「なに?怖いことがあった?嫌なことがあった?」
「うん。…があって、もう葵どうしたら良いの?」
「そっか。悲しかったね、辛かったね。でも、辛い分、良いこともいつかはある。誰にだって楽しんで生きる権利はあるから。だから、大丈夫!落ち着いてね。僕が葵ちゃんを守り抜くから。」
「えっ。ありがとう!ひなたくん。」
ー現在ー
「たぶんね、この出来事で、ひなたくんのことが好きになったんだと思う。」
「そんなことがあったんだね。」
「うん。でもね、もう大丈夫!そう、教えてくれたから。」
「そっか。」
私は、これからもあの喪失感の出来事は一生消えることはない。だけど、前向きに生きると、安心できる。今は素敵な親友、素敵な恋人、素敵なお母さんがいるから。
ほら!
「笑う門には福来る。」だよ!
私はこれから、ずっと笑顔でいる!
そう決めたからね。
題【世界に一つだけ】
「はい!これ、ひなたくんへのプレゼントだよ。」
「えっ。僕への!?」
「うん。ひなたくん!だいだい、だーい好き❤️」
「葵ちゃん!僕もだよ。大きくなったら結婚しようね!」
「ありがとう❤️」
「いーよ!」
「懐かしいね~!」
「もう!恥ずかしいよ!」
「あれは、世界に一つだけの葵ちゃんからのプレゼントで~、」
「やめてってば~!」
「へ~、葵、告白したんだ~。」
「えっ!それは、小さい頃だし…。」
「でも今も?」
「いじらないでよ~。」
「葵ちゃんも、ひなたも可愛いね。」
「だろだろ?葵は世界で1番可愛いの!」
「はぁ。」
「でも、良いね!世界に一つだけのプレゼント!」
「確かにね。」
「今度、4人で交換しあわない?」
「えっ~、なにそれ楽しそう❤️」
「じゃあ、今度やろっか?」
「賛成~!」
キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン…。
「もう下校時刻だね。じゃあ、解散!」
「またな~!」
「ばいばい。」
「さようなら!」
「じゃあね。」
題【胸の鼓動】
「ねぇ葵、胸の鼓動ってなんでしょう?」
「どうしたの?急に。」
「なんか、小説で読んだのですけど、実際にあったらどんな感じなんだろうと、思いまして…。」
「うーん。ロマンチックな時になるんじゃない❤️」
「経験したいか、したくない。どっちが良い?葵」
「私?私は経験したくないかな。」
「なんでですか?」
「だって、ひなたくんにされたら、顔を一生見れなくなるから。かな❤️」
「へ~!葵なりの愛、だね!」
「えへへ。」
「あっそうだった!私、今度から演劇部に入るんだ。」
「えっ!凄いじゃん!すみれ。」
「そうかな?明日からなんだ。」
「何を演じるの?」
「シンデレラだよ。」
「主役!?」
「そうだけど。」
「凄すぎだよ❤️」
「うっ!緊張で胸の鼓動が速く感じちゃうよ!」
「おっ!」
「何?なんですか?」
「胸の鼓動、経験できたじゃん❤️」
「本当だ!?だけど、私が経験したいのはこの鼓動じゃないよ~!」
題【時を告げる】
(登場人物⇒すみれ、ふうま、葵、ひなた)
~時を告げるとき、君との記憶をなくすとしたら~
「なんですか?これ。」
「知らないの!?すみれ!」
「知りません。あと、ひなたは声が大きいです!」
「最近、人気小説、圧倒的ナンバーワンなんだ。」
「へ~。そうなんですね。」
「テンション低www!」
「ひなたが高すぎるんです!」
「そーかな?」
「じゃあ、私は帰ります。用は済みましたね?」
「えっ!早くね!?まぁ、じゃあね。」
ガタッ!
痛い!?えっ!
待って、待って~!階段の1番上から転んだ!?
落ちる!
「キャー!」
「よっと!大丈夫?すみれ。」
「えっ!ひなたはさっきまで教室に…。」
「いや~!やっぱ俺は気の聞くやつってことかな!」
「ありがとうございます。でも、早く下ろしてください。」
「何して、るの? 2人で、、、」
「すみれ?って、おい!ひなたは葵ちゃんがいるだろ!?」
「へっ!?違います!ふうま、葵!これは、その」
「すみれ、嘘つかないで?」
「嘘なんか、ついてません!」
「そうだよ!すみれが階段から落ちそうになってたから俺が抱き止めただけだよ?」
「本当なの?すみれ、信じて良い?」
「信じて良いよ!葵に嘘なんて絶対つきたくないから。」
「分かった!ひなたとすみれ、信じて良いんだな」
「分かった!すみれを信じるね❤️」
「ありがとう!葵!」
「私たち、ずっと友達、ね❤️」
「今日も可愛いよ!葵!」
「まぁ。ひなたがすみれを好きになることは無さそうだな。」
「そうだよ!だから安心してな。」
「ひなた、最低です!」
「えっ!俺今、失礼なこと言った!?」
「言いました!」
「言ったね~❤️」
「言ったな」
「え~!何が!」
続く、のか?