題【空模様】
「今日の空模様は、最高ですね!」
「はい、晴れですね。すみれ様。」
「太陽を見てると気分が晴れる気がします。」
「そうですか。では今日は空でも眺めていてください。私も楽なので。」
「えっ!?ちょっと、待ってください!」
「だって、毎日、毎日すみれ様に振り回されて疲れるんです。」
「だから、今日はあなたの疲れを癒すために、出掛けようと言ったのです。」
「えっ?」
「サプライズにしたかったのですけど。」
……。
「よし!出掛けましょう。すみれ様!」
「はぁ。自分に都合が良いことはすぐ乗り気になるのですね~。」
「は?私がどれだけすみれ様に付き合ってあげていると思っていらっしゃるのですか?」
「ほんのちょっとね。」
「よし。決めました。今日からすみれ様の恋愛にも協力しませんから。せいぜい一人で頑張ってくださいね。」
「へ?やっぱり、今言ったことはキャンセルで!」
「ふーん。無理ですね!さようなら!」
「待ってください~ごめんなさいってば!」
今日も、とっても楽しい一日になりそうです
題【鏡】
鏡の前には毎日、たぶん、ぶさいくな私がたっている。
自分の顔は見たことがないから分かんないけど。
小さい頃からウイルスのせいで、マスクは絶対だったから。
しかも、メガネも掛けていて、女子力はゼロ。
鏡を見るたんびに吐き気がする。
みんなは顔、顔、顔ってうるさい。
性格しか取り柄がない…と思っていた。
あのときまでは。
今は、性格も完璧で、顔も最高に可愛い美少女になった。
実は、学校の文化祭で美少女コンテストがあったの。
でも、一群女子がふざけて、ぶさいくな私を推薦してきた。
私は、断れないので、はいと言っちゃった。
そして当日。
係りの人にお任せしたら…。
「前髪とメガネで顔が隠れてる!メガネを外して、コンタクトに!前髪きって良い?」
「えっ!?まぁ、はい。お願いします。」
チョキンチョキン バサ!
「仕上げにマスクを取って着替えると…。」
「か、可愛い!こんな自分初めて見た!」
「メイクもなにもしてないよ。これが自分。自信もって!」
「ありがとうございます!」
そして、コンテストで1位をとっちゃったってわけ。
このお陰で、私の人生は大きく変わったんだ!
題【いつまでも捨てられないもの】
「いつまでも捨てられないものですか?」
「はい。すみれ様はあるのかな?と気になってしまって。」
「娘の赤ちゃんのときの物とかですね。」
「すみれ様は赤ちゃんはいないですよね。」
「もう!いいではないですか!」
「妄想が気持ち悪いでございます。」
「うるさいわね!」
「いつまでも捨てられないものは、友情ですね。」
「かっこつけてます?」
「さっきからうるさいです!」
「いつまでも捨てられないものは、たくさんありそうですね。」
「そうね。」
題【誇らしさ】
(登場人物はフィクションです!)
「誇らしさですか。」
友達に急にこんなことを聞かれました。
正直にいって、そんなもの、私にはないと思いますわ。
「あっ、顔ですかね!(笑)」
「ばか!」
「冗談ですわ!叩かなくてもいいでしょう!?」
「ごめんね~♪なんか自己肯定感が高すぎるすみれにムカついて…。画面の前のみんなもたぶん思ってるって。」
「冗談も通じないのですか、貴方は!」
「ん?なんか言った?」
思いっきり睨まれてる!絶対聞こえてますよね!?
「で、本題はなんでしたっけ?」
紛らわすように私は言った。
「あ、あれ?」
「もしかして、忘れたのですか?」
「えっと、、、。」
「あなたがばかですわ!あはは!」
「うるさい!ばかって言った方がばか!」
「面倒くさいです!そんな小学生みたいな会話!」
「はいはーい!そうですか。」
「もう!」
私の誇らしいこと、それは仲の良い友達がいることですね!
題【夜の海】
(前の夏祭りもこの2人で書きました!)
「夜の海に行ってみたいです!」
「どうしたのですか?すみれ様。」
「夜の海に行って、景色を楽しんだりしたいのです!」
「また、夏祭りのように私と行きますか?」
「はい!」
ーそして、その日の夜ー
「よし!準備も終わりましたし、行きましょう!」
「はい。では、車にお乗りください。」
「やった~!」
「着きましたよ。すみれ様。」
「わ~!夏祭りとは違う感覚ね。」
「気を付けてください。」
「分かってるわ。」
わぁ。冷たくて、水がとても気持ちいわ。
ザバーン、ザバーン…。
音も綺麗で、貝殻なども綺麗なのばかりね。
「あの~、すみれ様。そろそろ帰りませんか?もう1時間もいますよ。10時でございます。」
「えっ、そんなにいるのですか!?」
「はい。ですので…。」
「あっ!ごめんなさいね。帰りましょう。」
また、行きたいです!
今度は、どんな良いところがあるのかしら?
たのしみ!!