題【目が覚める前に】
夢から目が覚める前に、私は不思議な夢を見た。
体は覚えているのに、脳が覚えていない。
そんな不思議な感覚だ。
思い出せ、思い出せ。
あっ!
思い出した瞬間、私は冷や汗が止まらなくなった。
題【病室】
母「すみれ、大丈夫?」
私「はい。大丈夫ですわ!」
私は、毎日が苦しいのです。
でも心配をかけないためにはこうするのが正しい。
まだ、生きていたいですわ…。なぜなら、
母「じゃあ、お母さんは帰るからね。元気で!」
私「ありがとう。では、明日。」
ーその日の夕方ー
がらがら(扉の開く音)
私「?」
彼「元気か~?すみれ!」
私「わぁ?!海くんですか!」
彼「どうした?あっれれ~?もしかして、俺が好きとか!」
私「そんなわけないでしょ!」
まぁ、合ってるんですけどね。
でも、告白してもどうせ死んじゃうし。
彼「まぁ、今日は元気付けようと思って。」
彼「あのさ、俺に相談してくれない?嫌だったら良いよ!でも、すみれの気持ちが軽くなるなら。」
私「ありがとう。」
私「あの、苦しくなったら駄目なの?嫌だっていったら駄目なの?死にたいって思ったら駄目なの?」
彼「違うよ。良いよ、甘えて。みんなね、すみれの本心が知りたいんだよ。本当に思ってることを素直に口に出して。」
私「う、うん。ありがとう。口に出せてよかった!本当にありがとう。」
彼「こちらこそ。いってくれてありがとう。」
彼「あ、そうだ!俺はさ、彼女とかいないから、元気になって、俺に告白しても良いからな!」
私「え!?良いの?元気になる!絶対!」
彼「じゃあ俺のこと好きってことで良いんだな?」
私「あ、言っちゃった感じですか!?」
やらかした~!
彼「へー!じゃあ、待ってるわ!」
ー10年後ー
私「もーやめてよ(笑)」
彼「あはは!」
そして、私は今、病気も無事に治り、あのときのかれと、幸せに暮らしています!
題【明日、もし晴れたら】
「明日、もし晴れたら君に伝えたい。」
「うん、待ってるよ!」
ー次の日ー
そして、待ちに待った、晴れの日!
俺は前日まで色々なおまじないをして晴れを願った。
「よし、告白頑張るぞ!」
プ、プ、プルルルルプルル、
「もしもし?」
「あっ、俺だよ。今日さ、学校の体育館裏にきて。」
「うん。分かったわ。じゃあ、バイバイ。」
そして私は、どきどきする胸を押さえながら、体育館裏に向かった。
題【だから、一人でいたい】
「あっそう。だからなに?」
「もう、知らないわ!」
なんでいつも喧嘩になるのでしょう。
押さえたいのに、気持ちが押さえられない自分がいるの。
気持ちを押さえないと仲直りができませんし。
話にもならないわ。
だから、一人でいたい。
そしたら気持ちの整理がつくから。
同棲するとはこうなるものです。
それを一緒に乗り越えてこそ、素敵な夫婦になれるわよね。
私も頑張らなきゃ行けませんね!
よし、もう一回話し合いましょう!
題【澄んだ瞳】
あなたの横顔と澄んだ瞳を見ていると、あなたと目があった!
「うわぁ!?」
「どうしたんだー?すみれ。」
「あっ、先生すみません!」
みんなの視線が怖い。
色んな目線がある!睨んでたり、笑ってたり。
そして、あの人は…。
私の好きな人。ふうきくん
口もとをおさえて笑ってるし!
恥ずかしい!
今日もかっこいいなって見てたら、目があって、びっくりして声をあげちゃった。
もう、ふうきくんの澄んだ瞳に見られるとドキドキしちゃうよ~!