sunao

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12/22/2024, 8:20:34 AM

インフルエンザによる高熱と頭痛の為お休みします。
枠を保存。


「大空」

12/21/2024, 7:56:42 AM

どこかで迷子の子羊の鈴 チリンと鳴った

仲間の鈴の音は聞こえない。

チリン、チリン…

黒い狼が草陰から子羊を見つめる。

仲間からはぐれないための鈴の音が

つけ狙う者に存在を知らせる。




「ベルの音」

12/20/2024, 2:48:39 AM

薄蒼い夕暮れ時、白い息を吐きながら、窓の外にある棚に積もった雪を、寂しさを込めて丸める。
そうやっていくつも雪玉を作り、それを重ねると
小さな四つの雪だるまになった。

夜は凍るような寒さ。
わたしの寂しさたちは窓の外に並んでる。

朝になり、カーテンを開けると、わたしの寂しさたちは朝日に照らされてキラキラと輝いていた。

やがて気温が緩むころ、雪だるまは形をなくし、跡形もなく消えるのだろう。
そしてわたしの寂しさも、いっしょに連れてってくれるのだろう。



「寂しさ」

12/18/2024, 11:39:38 PM

真っ白の雪景色の中を白サギが飛んでた。

冬は景色と一緒になるんだねえ。



「冬は一緒に」

12/18/2024, 12:53:39 AM

僕らは毎晩星の上で会う。

絵に描いたような星の右肩にきみ
左肩に僕。

きみはホットティー
甘党の僕はココアを手に
星空の中で
とりとめもない話を夜中してる。

だけど朝が近くなった頃
なぜか僕の姿は追いやられて
僕のいた場所はマレーバクになりかわられてしまう。

僕は覚えているけども
目覚めたきみはどこまで覚えているのだろう。
夢の中で毎晩会う僕のことを覚えているだろうか…




「とりとめもない話」

参考 : 12/4「夢と現実」

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