9/8/2024, 12:07:52 AM
僕らは見えない手を繋ぎ合ってまわる。
自転と公転
それぞれに繰り返しながら。
少し近づいたり離れたり、それでもだいたい同じくらいの距離をたもって。
おだやかなようで冷たいような表情のきみ。
どうか離れていかないで。
きみが離れたら地面がぐらぐらしてしまう。
どうかずっと永遠に、こうやっていっしょにまわり続けていよう。
月と地球として…。
「踊るように」
9/6/2024, 3:57:44 PM
台風一過
少し気温が下がる。
でもまだ暑い。
なのにコンビニで肉まんを見て食べたいと思った。
もうすぐ秋がくることを、わたしの内側が告げている。
「時を告げる」
9/5/2024, 10:12:49 PM
海にかくれたきれいなものたち
色とりどりの貝の殻
洗って洗って砂つぶに。
いろんなかたちのサンゴたち
洗って洗って砂つぶに。
海に消えたいのちのあとの白い骨
洗って洗って砂つぶに。
いのちのキラメキ
寄せては返す波の中
砕けて砕けて
小さく小さく
洗って洗って
砂つぶに
すべては すべては
海のキラメキに。
「貝殻」
9/4/2024, 2:03:03 PM
海に落ちた流れ星は、そのあとどうなったのでしょう。
夜の海、波うち際、波が打ち寄せるたび
青く小さな光の粒たちが、透明な水の中でキラキラしてるのは、あれは星が砕けた粒たちでしょうか。
「きらめき」
9/3/2024, 11:27:31 AM
些細なことでも、あなたを元気にしたいから。
だから、これを、あなたにあげます。
新鮮な、ねずみさんです。
これを、ほら、このようにすると、ね、とてもおもしろいですよ。
やってみてください。
ね、飼い主さん。
「些細なことでも」