7/1/2024, 3:02:43 PM
きれいなお花畑だったり
吹雪く雪の景色だったり
桜の花が散り舞っていたり
金色の銀杏の降る景色だったり
新緑の葉の揺れる景色だったり…
生まれてからほとんどの時間をここで過ごしたわたしには、この窓越しに見えるものが世界。
それでも、それはいつもいつも光を浴びてキラキラして、ガラス越しにそれらを見てるとまるでわたしがそのすてきなものたちを透明なケースに閉じ込めて持っているみたいに思えた。
閉じ込められてるのはわたしの方なのに。
でももうそれも終わりみたい…。
目を閉じるとその景色たちがいっせいにわたしのあたまによみがえる。
ああ、やっぱりちゃんと閉じ込めておけれてたんだ…こんなところに…
「窓越しに見えるのは」
6/30/2024, 1:31:05 PM
蜃気楼の向こうから一人の背の高い男が歩いてくる。
足音もたてず、でも確実にこちらに向かってきている。
すぐそばまで来た時、男はこちらを向いて、大きな口でにたり、と笑った。
「ヒィッ」
口の中は血でいっぱいになっていた。
『恐怖!赤い糸ようじ』
糸ようじのやりすぎには気をつけよう!
「赤い糸」
6/29/2024, 10:16:14 AM
もくもく?
もこもこ?
もこもこもこもこ…
手前にワッフルコーンをかかげてかじりたい。
あっつい季節に魅惑的な形。
「入道雲」
6/28/2024, 10:51:28 AM
夏がくるよ!
キラキラだね!
まぶしいね!
世界が光でいっぱいだ!
海も!
空も!
小麦色のビールで夏にかんぱーい!!!
「夏」
6/27/2024, 12:05:30 PM
ピッ……ピピッ……ピッ………
こちらは宇宙船地球号…
誰かいますか?
ピッ……ピピッ……ピッ………
こちらは宇宙船地球号…
「ここではないどこか」