からっぽ

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8/27/2023, 2:02:17 PM

お題「雨に佇む」

アニメやドラマのように、
土砂降りの雨の中で泣くなんて、
そんやロマンチックなものではない。

悔しさ、自己嫌悪、絶望感、不安感。

ポツポツと歩く僕の背後には、
そういった感情たちが付いてくる。

止まない雨はないとはよく言うが、
きっとこの空の雨が止んだとしても、

僕のこの感情たちはきっとまだついて回る

1/25/2023, 2:12:04 PM

お題「安心と不安」

今までずっと言ってほしかったはずの言葉を
たくさんくれたあなた。

一度も否定せず、批判せず
「そうだよね」「頑張ったね」
と言い続けてくれたあなた。

「あなたを信じていいの?」という不安と
「わかってくれる人がいるんだ」という安心。

「どうせ建前でしょう?」と不安をかき消していたのに
「あなたといる」それだけで安心する自分もいて

「あんなことがあって」「こんなことを思って」
そんな話をするたびに「そうなんだね」と
アドバイスをくれたあなた。

そんな夜は決まって

「本当に話してよかったのかな」「嫌われてないかな」

なんて、泣いてしまうほど不安に思った。

あなたと一緒にいると、
一人でいるときよりもずっと安心できるけれど
安心できるほどに膨らんだ風船が弾けると
途端に、嫌われるかもしれない不安に襲われ
嫌われることの方に安心を抱きそうになる。

そうやって、一進一退。

どれだけの人に出会っても、自分は
誰といれば心から「安心」できて
嫌われていないかと「不安」にならないのか
わからない。


心から安心できる場所とはどこでしょう。
どんな場所でしょう。

どうして不安になるのだろう。
本当はもっと、もっと近づきたいのに

1/13/2023, 6:34:34 PM

お題「夢を見ていたい」

眠ってしまえば辛くない。
眠ってしまえば怖くない。

眠ってしまえばすべて止まる。

不安も辛さも苦しさも。

反対に、眠ってしまえば朝が来る。

朝が来ることが怖くなる。
明日が辛く感じる夜もある。

目が覚めてしまえば、良くも悪くも、
何もかもが動き出す。

「明日は少しでもいい方向に」
そんな希望を託して眠る。

そんな体のどこかでは「ずっとこのまま眠っていたい」と思うものがいる

1/1/2023, 2:56:02 PM

お題 新年


「初詣どうしようか」と話し合った数日前。

寒い、人が多いなんて文句を言いながら

家族みんなで神社を訪れてお賽銭を納めて。

立ち並ぶ屋台でアメなんかを買って。

数年前はまだ、それがお正月の当たり前
そんな気がしてたのに

数年経った今は、離婚をして
家族みんなが揃うことはもうなくなって。

「初詣行ってきた」と連絡をしてきた友人を羨んだ。

けれどそんなのは小さいことだ。
私は、今の私のそばにいる人と、精一杯楽しく年を越した。

あけましておめでとう、良いお年を。

11/28/2022, 5:15:24 AM

お題「愛情」

おぎゃあと泣いて生まれてくる命。
生命力に満ちたその命は、
生きるために懸命に母の乳を吸う。

小さな命は、たくさんの手を借りて、
ゆっくりゆっくりと成長する。
どちらも懸命に「生きよう」と戦う。

床が全てだった世界が、
四つ這いやつかまり立ちになって、
やがて一人で歩いて。

私もかつては「生きたい」と足掻き
いろんな大人に守られて、命をつないだはずだった。
いつしか「生きていたくない」と嘆いていた。

「愛情」ってなんですか。
私は愛されているのか、わかりません。
愛されていると思ってたはずなのに、
周りの大人は、あなたの親はいい加減だという。

「一人で寂しくないの?」「かわいそうに」
そんなこと、聞き飽きるほど言われて、
寂しいってなんだっけ?どうして可愛そうなの?
そう思うはずなのに、どうにも目がぼやけるんだ。

「頑張ってきたね」って言われたら
どう返していいのかわからなくて
だけど、一人になった途端、
泣いてしまいそうなほど嬉しかった。

人よりは「愛情」が足りないのかもしれない。
最近になって、そう感じることが増えて。
だけど、今更それを取り戻せなくて
今も心の中で、誰かが泣いている。

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