ミントチョコ

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5/20/2025, 2:07:06 AM

題 どうしても

どうしても思ってしまう。
あの時あなたと一緒にいたら⋯⋯。

あなたと一緒に行けていたら⋯。
そしたら、私は今ここにいなかった。

きっとあなたのそばで、ずっと安心して、なにも心配なくて、本当に溶け合えるような、あなたしかいないようなそんな祝福の日々を過ごせていられたと確信できるから。

だから切なくて⋯。

時間を戻せるならあなたの隣に何百回でも行くけど。

それでも、そんな事は現実的じゃない。
私には私の道があって。

本当にあの時に戻ったとしたら、また同じ道を選んでしまいそうだ。

あなたとの道を選びたかったこの過去だけが
後悔だけの気持ちが私を取り巻いているけれど。

その時その状況で、私なりに考えての結論だったことも確かなんだ。

そうでなきゃ何百回考えたとしても、迷いなく私はあなたを選んだはずだから。

そう出来ないのなら、それはそういう運命だったのだろう。

私の選択はその時それを最善と考えたのだから。

考えてしまうのは後悔と未練。

あなたへの情がそうさせるんだ。

それだけ大好きだった人だっていうのも事実なんだよ。

幸せな時を沢山貰ったのも事実なんだよ。

出会えたのは祝福だって今でも思ってるから。

過去にはもう戻れないとしても、今はもう隣にお互い別のパートナーがいるとしても

あなたへの気持ちは本当に大事な大事な宝物。

心の宝石箱に閉まっておくね。

だから、幸せになってね。

会えてない時間分の祈りをあなたに送るよ。

こうしてふと思い返した時、思い出した時。

あなたがいつまでもいつまでも幸せでいてくれますように。
私の大事な人にいつまでも幸せの波が届き続けますように。

そういう風に思えると、なぜだか心がとっても暖かいんだ。
後悔はあってもね、私も今幸せでいるよ。

4/17/2025, 12:55:28 PM

題 静かな情熱

私の心は穏やかだ。
まるで海みたいだ。

炎のように燃えたかった気がする。
情熱の赴くまま人を愛したかった気がする。

それでもあなたといる時はとてもとても波が凪いでいて

静かすぎて、心地よくてまるで寝てしまいそうで。

でもほかの人にはそんなことはなくて。

あなただけなんだ。
だからそう思うの。
あなたが特別だとかんじるのは。

他の人には感じないものを感じるからだって。

その気持ちは不思議な感覚。

もしかして前世からの知り合いなのかもね。

懐かしいような、この場所にあなたといる事がまるで決まっていたかのような。動かないような。

だからこそここにいたくなる。

いつまでもあなたとこの優しい海に浸るような感覚で

ずっとずっとここに居ようよ

4/5/2025, 11:15:54 AM

4/3/2025, 10:22:00 AM

題 君と

3/30/2025, 12:01:45 PM

題 春風と共に

わぁ、春風、あったかいね!

私が言った言葉にあなたはふっと微笑む。

「うん、暖かいね」

あなたの笑顔に嬉しくなって私も笑顔になる。

「ねぇ、桜が綺麗だよ、みてみて、沢山降って雪みたい」

わたしが指差した先をあなたはゆっくりと見上げる。

桜色の薄い花びらがひらひら、はらはらと私たちの前を柔らかく旋回して落ちていく。

「うん、綺麗だね、ちょっと寂しいけど」

あなたの少し寂しげな表情に、私も悲しい気持ちになってしまう。

「桜が全部散っちゃったら寂しいね・・・」

私の寂しげな表情に気づいたあなたは、わたしの頭に軽く手を乗せた。

「でも、また来年一緒に見よう、君と一緒にまた見たいな」

ふわっと頭のあたりが柔らかく優しく感じる。
あなたの触れた所がほんのりと暖かくて、私は胸の辺りに明かりが灯ったような気がした。

「うん、来年も一緒に見たいな・・・その先もその先も一緒がいいな」

私が照れながら切り出すと、あなたの顔がとっても優しくなる。眼差しが柔らかすぎて眩しい。

「そう言ってくれて嬉しいよ。僕も同じ気持ちだ」


ひらひらと周りを舞い踊る桜色の花弁達。

私たちはそんな中、まるでお互いしか存在しないかのようにお互いをただただ見つめていた。

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