ミントチョコ

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12/18/2024, 11:24:46 AM

題 冬は一緒に

冬は一緒に

「一緒にクリスマス過ごそう」

彼氏との約束に私は嬉しくて嬉しくて・・・。
今も小躍りしてる。

何年経っても大好きなんだ。

優しくて、気が利くし、私のことよく見てくれてる。
どんな時でも私の味方でいてくれる。

デートだって、お互い勉強忙しいけど、合間を縫って行ってるんだ。

何度行っても楽しい。
飽きない。

変って言われるの。2年経つんだけど、倦怠期が来ないなんて・・・。

変なのかな?

だって好きなんだもん。

彼しか見えないんだもん。

こんなに想ってくれるんだもん。

だから私も想いたいし、ずっと彼のこと考えたいし、優しくしたいし触れたいし・・・。

て、いけないいけない、暴走気味。

だから、クリスマスは、特にイベントだから楽しみ。

今からこっそり彼の好きな物リサーチ中なの。

うーむ、でも結構勘の鋭い彼氏だから、もうサーチしてることバレちゃってるかも。

なのに、去年も、彼氏は私の欲しいものちゃんとくれたから。

欲しいものあげられたらいいなぁって思うんだけど。

自信はない。

でも、あなたは言ってくれる。

「どんな物でも嬉しいよ」って。

ありがとうって微笑んでくれる。

・・・あ、何か涙が、想像したら嬉し涙が。

・・・私、重症なのかも。

うん、重症だと思う。

重い恋の病にかかっちゃってるね。

だけど、あなたの笑顔1つで、直ぐに症状が悪化してしまう。

好きすぎて・・・。

こんなに好きって思える人と出会わせてくれてありがとうっていつも神様に感謝してる。

今からクリスマスデートが待ち遠しくてたまらない。

選んだプレゼントが何だとしてもとっても優しいあなただけど、少しでも喜んでもらいたいから、プレゼント選び、頑張るよ。

私は心の中でそう密かに決意したのだった。

12/17/2024, 11:21:59 AM

題 とりとめもない話

12/17/2024, 1:16:30 AM

題 風邪


なんて運が悪いんだろう

私は今日デートだってのに風邪で今寝込んでる。

朝熱測ったら8度あって・・・。

試験終わりで久しぶりに彼氏と会えると思ったのに~!
っていう気持ちと、もうダメ、ぐったりっていう気持ち。

熱が結構上がっていて、割と今しんどい。

お母さんもお父さんも仕事だし、今は私一人だけだ。

彼氏に連絡しても、返信無しだし。
てか未読スルーだし。

そんなことある?

あ、ちょっとイライラしてきた・・・。

眠って全て忘れよう・・・。

って思ってたら。

ピンポーンってチャイムの音。

こんなときに~!?
えー、辛い、居留守使おう。

と決めて目を閉じると・・・。

ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ドンドンドンときた。

なっ、なになに?

ドアを叩く音がして、慌ててしんどい体を起こす。

階段を降りて鍵を開けると、そこには彼氏がいた。

「大丈夫?!」

「えっ、ナツキくん、なんで?メール見てなかったんじゃ・・・」

「通知見れるから・・両親いないんだろ?急いで氷枕とかポカリとか、ウィダーインゼリーとか買ってきたよ、とにかく、暖かくして、ベッド戻れよ」

そう言われて、嬉しくて体がじんわりした。

「うん・・・」

玄関に来るまではあんなにしんどかったのに、今はそんなに辛くないなぁ。
隣にナツキくんがいてくれるから。

大人しく、促されるままにベットに入って布団をかけてもらう。

「びっくりしたよ、デート待ってたらいきなり具合悪いってくるから。とにかくシホの家に向かわなきゃって・・・」

「メールの返信ないから、見てくれてないのかと思った・・・」

「そんなわけないだろ?!シホのメールなんだから。速攻コンビニ走ってここまで来たよ」

あ、よく見ると、汗かいてる。
本当に急いできてくれたんだなぁ。

再び私の中に暖かいものが駆け巡る。

「ナツキくん、ありがと、あの、今日デートなしになっちゃってごめんね」

「気にするなよ。シホが元気じゃないならデートなんてしたくないよ。シホがまた元気になったらたくさんデートしよう」

「うん・・・」

あ、おかしい、涙腺が緩んで涙がこぼれそうになる。

「泣くなよ・・・」

優しいナツキくんの声。

嬉しいな。こんなに優しいナツキくんを見ることが出来て、風邪は苦しいけど。なんだか幸せだ。

ありがとうって素直に思えるから。

元気になったら私が食事奢らなきゃ。

たくさんたくさんナツキくんと幸せな時間を過ごすんだ。

そんな幸せな妄想がわたしの頭を占めて、ナツキくんに変な顔されちゃった。

ナツキくんがそばに居てくれるだけで幸せっていう気持ちも妄想も収まることが無かった。

12/15/2024, 1:02:18 PM

題 雪を待つ

12/14/2024, 12:34:38 PM

題 イルミネーション

イルミネーション

「ねえ!見て〜!キレイだよ、イルミネーション!」

そう君が楽しそうにはしゃぐから、僕は君に笑いかける。

「そうだね」

確かに、周りはカップルが沢山いて、皆、巨大なクリスマスツリーから四方に伸びる色とりどりのカラフルな光ファイバーが輝くイルミネーションに見惚れてる。

そして、中央のスクリーンにはプロジェクトマッピングが映っていて、オーロラ色の星や、キラキラ光るサンタとトナカイが街を走っている幻想的な光景が立体的かつ色とりどりに映し出されている。

君はイルミネーションが大好きだから、このイベントが告知された瞬間に僕にメッセージ送ってきたよね。

そんな君が可愛くて二つ返事で了承したけど、やっぱり来てよかったって思う。

イルミネーションも綺麗だけど、何より横に輝く笑顔の君がいてくれるから。

それだけで今週の仕事の疲れが今吹き飛んでる。

君が隣ではしゃぐ姿を見るのって、僕には結構なご褒美だな、なんて考えてる。

「つれない返事だなぁ、このキラキラ達、見てる?」

君はちょっとぷぅっと頬を膨らませて僕を見る。

「見てる」

主に君の方をね、っていうとイルミネーション見てってブーイングが起きそうで、無難な返事を選ぶ。

「そっか」

僕の返事に君はすぐに笑顔で機嫌を直して腕に手を絡ませる。

ちょっと、この可愛い生き物、何とかして欲しい。
君のぬくもりに幸福感が溢れまくる。

「一緒にイルミネーション来れて嬉しい、また来年も来たいな」

君が瞳をキラキラ輝かせて僕の顔を見る。

「うん、また来よう」

僕の返事は短いけど、内心は君といられる幸せに溢れているよ。

たくさんたくさん君に愛を伝えたいけど、照れくさくて伝えられないこともある。

こうして君が笑顔でイルミネーションを見ている姿に、僕を見つめる瞳に、優しく繋ぐ手のぬくもりに、僕からは伝えられないのに君から愛情をたっぷり注がれている気がする。

・・・僕も君に伝えたい。

「今日、とっても可愛かった。いつも大好きだよ。僕の彼女でいてくれてありがとう」

そう言ったら、君は喜んでくれるだろうか?
僕に眩しい笑顔を向けてくれるだろうか。

そんな期待を抱きながら、僕は彼女の瞳を捉えて口を開いたんだ。

沢山の色とりどりの優しい光たちに包まれながら。

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