kiliu yoa

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1/4/2024, 2:30:38 PM

頬を白魚のような両手で優しく包まれ、輪郭を指でなぞられる。

「かわいいひと。」

甘い蜜のような声を耳元で囁かれる。

『天上の花』

そんな言葉が頭を過る。

蜜のように甘く、天女のように美しい女性。

それが、彼女で在った。

遊女に惚れ込むとは、愚かな自覚がある。

それでも彼女と過ごす一時は、本当に幸せで在った。

1/3/2024, 1:29:12 PM

美しく、立ちはだかる。

貴方のような人に、私は成りたかった。

貴方のように、底知れぬ強さが欲しかった。

貴方のように、飾らぬ心が欲しかった。

貴方のように、整った容姿が欲しかった。

貴方のように、自分自身に素直に生きたかった。

そう、まるで日の出のように……貴方は眩く、美しい。








1/2/2024, 11:18:58 AM

『悠々自適』

それが、私の今年の抱負です。

去年は、かつてのように出来ぬことを実感した一年でした。

やはり、以前なら容易く出来たことが……今の私には出来なくなりました。

悪戦苦闘の日々が四年間も続いており、五年目に差し掛かりました。

正直、もう悔しいくて、悲しくて、嫌に成りました。

自殺も考えた時期があるほどに……。

しかし、この経験を通して、得たものもとても多いのです。

本当に自分の価値観が大きく変わりました。

それからは、本当に生きることが楽になりました。

「生きることを選んで、本当に良かった。」

と、今なら……胸を張って言うことが出来ます。











1/1/2024, 10:41:22 AM

新しい年が訪れる。

今年は、どんな新しい風が吹くのだろう。

嵐のように激しい風だろうか?

それとも、そよ風のように穏やかな風だろうか?

どんな温度の風だろう。

吹雪のように冷たい風だろうか?

それとも、春一番のような暖かく涼しい風だろうか?

それが楽しみで、愉しみで、仕方ない。

どちらにしろ、帆船のように風に乗り、その風の分だけ進めるだけ。

そして、私の座右の銘『悠々自適』に従い、今年も努めてゆこう。


之からも精進して参ります故、今年も宜しくお願い申し上げます。











12/31/2023, 3:12:56 PM

又、一つ歳を重ねました。

もう、そろそろ死期が近付いてきているのを感じます。

原来、私は体調を崩しやすい身ですから、同志より寿命が短いのでしょう。

やはり、死とは恐ろしいものです。

若き日は『死にたい』とよく思っておりました。

いざ、死期が近付いていると感じますと、

其れはそれは……本当に恐ろしいものです。

やはり、体感してみないと分からないものですね。

その立ち場ゆえ、死ぬことを許されなかった生涯でした。

しかし、今思うと其れが良かった。

そのお蔭で、私の人生は満足のゆくものと成りました。

もうすぐ、年が明けます。

いくら、私は死期が近付いて来ようとも

……生きることを諦める訳には参りません。

又、年が明ける瞬間を見守ることが出来るよう、之からも精進して参ります。


















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