kiliu yoa

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又、一つ歳を重ねました。

もう、そろそろ死期が近付いてきているのを感じます。

原来、私は体調を崩しやすい身ですから、同志より寿命が短いのでしょう。

やはり、死とは恐ろしいものです。

若き日は『死にたい』とよく思っておりました。

いざ、死期が近付いていると感じますと、

其れはそれは……本当に恐ろしいものです。

やはり、体感してみないと分からないものですね。

その立ち場ゆえ、死ぬことを許されなかった生涯でした。

しかし、今思うと其れが良かった。

そのお蔭で、私の人生は満足のゆくものと成りました。

もうすぐ、年が明けます。

いくら、私は死期が近付いて来ようとも

……生きることを諦める訳には参りません。

又、年が明ける瞬間を見守ることが出来るよう、之からも精進して参ります。


















12/31/2023, 3:12:56 PM