「バージンロード」
生まれてからずっと長い長い旅をしてきた
いろんな人に出会い
いろんな人と別れて
いろんな事を知って
世の中を知った気がして
時には後悔をしたり
時には裏切られたりして
迷って彷徨って寄り道して
泣いて笑って振り返って進んできたけど
その全てが君に出会うためだったんだと
君の掌の温もりが教えてくれたんだ
これからは1人じゃない
いつだって君と同じ道を手を繋いで
ぶつかることもあるだろうけど
今日の信じる気持ちを思い出しながら
近いの言葉を胸にして
明日からは2人の旅の始まり
「モノクロ」
モノクロの世界では
恋や愛は何色になるんだろうか
「IRODORI」
君と会うまではモノクロの世界で生きていた
適当に話を合わせて笑って
有能な振りをしてこなして
無職透明な自分を演じていた
そんな毎日に君が色があることを教えてくれた
街角に咲く名前も知らない花にも
空に浮かぶ変わった形の雲にも
おはようやおやすみやありがとうにも
たとえ明日僕の寿命が尽きたとしても
たとえ僕よりも素敵な人が現れたとしても
神様も永遠も生まれ変わりもなかったとしても
僕はいつだって君に好きだと伝えていくから
君が世界の裏側にいても何億光年離れていても
時代を超えて形を変えていたとしても
僕は必ず君を見つけてこの気持ちを届けてみせる
だって君のことが好きなんだから
この恋が結ばれる日まで
「なみだの理由」
人は心の中に海がある
凪のときもあるし
嵐のときもある
寄せては引いて
いつも揺れている
そして時々波が押し寄せて
涙になって溢れてくる
涙が少ししょっぱい理由です
「ホットコーヒー」
雨が上がったあとの23時
萎れたひまわりのようにうなだれた君がきた
寒さで赤くなった頬が小刻みに揺れて
「こんな時間にごめんね」と口が動いた気がした
静かな部屋の中にお湯が沸く音が聞こえる
膝を抱えて座ってる彼女の前に2つのコーヒー
君の隣に座ってカップから昇る湯気を見つめる
きっとわかってるから、ゆっくりでいいよ
コーヒーが冷めたあとでも今日はそばににいるからね
寝ちゃったら温め直してモーニングコーヒーにしよう
猫舌のきみのために少し冷ましてから
新しい朝日と一緒に飲もう
だから今はゆっくりおやすみ