能力者になりたい佐々木海星(偽名)

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8/6/2024, 9:05:23 AM

【鐘の音】
 この世界には、魔力というものが存在した。その魔力を使ってエネルギーを放出する。例えば、エネルギー弾を放ちものを破壊したり、逆に想像した建物を作り出したりできる。僕は佐々木海星。どこにでもいる普通の人である。僕には魔力がない。そのせいか、学校の生徒は僕をよくバカにし、ボロ雑巾のように使っていた。この状況が悔しいかって?そりゃ悔しいよ。それで一度反抗したんだ。でも、僕にはそんな力なんてなくって、いつものようにボコボコにされたさ。結局のところこの現状を続けたほうが良いのではと錯覚してしまうくらいにこの世界には魔力というものが一番だった。魔力の大きさで人の地位や力などが区別される世界。きっと、僕はこの世界に生まれてくるべきではなかったのではないだろうか。
 魔力がない。それだけで笑われ、バカにされ、侮辱され。何なんだよ、ほんとに。みんなはどうやって魔力を手に入れたのだろうか。人に聞いてみたことがある。「生まれつきに持っている者もいれば、生きてる途中で手に入れる者もいる。しかし、その時期はどれも10月らしい。神無月とも言う。果たして、これがどう関係しているのだろうかね。」今は10月なのだが、そんな転機全く訪れる気配がしない。
海星「はぁ、ダリィ。今回の授業も寝るか。」そう言って僕は机に伏せた。
 一体何が起きているのだろう。目を開けると僕は火山の中にいた。
海星「うわぁ。」
ゾッとする。ぷかぷかと泡を膨らませ、それが僕に飛んでくるのでわないかと恐怖した。
小悪魔「はじめまして。」
そんな軽々しい声が中全体に響く。
海星「は、はい。どちらさま?」
小悪魔「聞いて驚きなさい。私は魔王の娘の悪魔。悪魔の女王よ。」
海星「はぁ。そんな人が僕になんのようですか?彼奴等みたいに僕のことをばかにするんですか?」
小悪魔「あなたはまだ魔力を持ってないみたいねwww。」
海星「そうですよ。というか、ここどこですか?早く帰りたいんですけど。」
小悪魔「今月は神無月。髪がいない月。つまり、悪魔はなにをやっても許される。立入禁止の表世界に介入できるの。だけど出るには条件があってね。まず、一人の人間に魔力を貸すこと。そして、人間に条件を提示すること。」
海星「つまり、僕にも魔力が?」
そうなのか?そうなのか?僕はとてもウキウキしていた。初めてゲーム機を買ってもらった子どものように。この時を待ち望んでいた。
小悪魔「まぁまぁ落ち着きなさい。話はここからよ。私はね。そこらの人間に契約を結んでいる悪魔とはかけ離れている力を持っているの。そこで私からのお願いなんだけど、その腐りきったそいつらをボコボコにしてほしいの。」
海星「へー、面白いですね。じゃぁ、それを僕が提示する条件ってことでいいんですよね?」
小悪魔「そう。じゃぁ、ここにサインして。」
僕はその悪魔さんからもらった物にサインした。
『コーン』
鐘の音が響き渡る。
小悪魔「ありがとね。」
その言葉を最後に、僕の意識は戻っていった。
A「起きろ。おい起きろ。」
海星「ん?」
A「パン買ってこい。」
身をこすりながら周りを見渡すと3人の男が僕の周りを囲っていた。クラスには誰もいない。もう昼の時間なのか。
海星「嫌だね。僕はねむたいんだよ。人の睡眠時間と労力を使わせないでくれる?」
B「なんだと?おら。」
僕は無意識にバリアを作っていた。いや、無意識じゃない。悪魔さんがやってくれているのだろう。今が絶好のチャンスと言わんばかりに。
B「イッテー。」
海星「今僕のことを殴ったね。御愁傷様。こんな雑魚にやられるんだよ?これから。」
B「あん?魔力を持ってないやつが、俺を殴ったところで無意…。」
僕はそいつに右拳をいれていた。身体能力向上。速度向上。悪魔さんのおかげだな。
C「おいB。しっかりしろ。てめぇ!!!!」
海星「遅いね。そんなんで僕のことをいじめてたのか。」
そいつには右足を食らわせていだ。壁に激突し、ピクピクとしている。
A「たかが強くなっただけでいきんじゃねえ。」
数分後………………。
海星「強くなった、というより、魔力を持って覚醒したって言ってほしいなぁ、ざーこ。」
そいつは今にも死にそうな程に血を出していた。無論。殺しはしない。適当に回復させ、証拠を消した。
 自宅で一人、のんびりしていた。悪魔さんは一体どんな…。そう思いかけたときだった。またあの世界に飛ばされていた。突然すぎる。
小悪魔「どう?魔力を使った感想は?」
海星「そうですね。嫌いな奴を圧倒できて楽しかったです。あの、あなたのことをなんて呼べばよいですか?」
小悪魔「うーん。名前長いから小悪魔で良いよ。」
海星「わかりました。」
小悪魔「君はこれからも私を楽しませてね。」
そう言うと、また鐘の音が鳴った。
『コーン』
これはきっとお目覚めの時間ということかな。僕はまた現実世界に戻るのであった。
‹高評だったら続き書きます。›

8/4/2024, 11:37:07 AM

【実力主義の能力学園に通う底辺の男が…】
 クラスに戻ってからは、皆が創造できるものだった。魔理沙に対しての心配で話しかけてくる人や「アオハルだぁ」と言って僕をいじってくる奴もいた。このクラス、まじで何なんだよ。慣れねぇわ。

8/2/2024, 12:56:12 PM

【病室】
 ここに来ればあの頃を思い出す。花奏と一緒に遊んだ最後の思い出。僕らはまだ高校生だった。勉強も部活もして、青春真っ只中だった。でも、花奏が病気になって…。あの頃に戻りたい。また会いたいよ〜。そう思わずにはいられなかった。
 早く気付けばよかった。早く病院に連れて行くべきだった。僕が近くにいたのに。わかっていたのに。そんな罪悪感が積もるばかり。いっそ、僕も花奏を追うように、この世から逃げようかとも思った。友人として、幼馴染として、ほんとに家族のように接していた。何かあれば僕は花奏に全部話していた。僕は花奏を慕っていたんだな。
 暑い夜だ。会社帰りに中華街を回る。いい居酒屋を見つけた。今日は愚痴るとするか。
海星「失礼します。」
蓮「はい、いらっしゃい。」
聞き覚えのある声だ。

7/31/2024, 10:49:08 PM

今日この頃まで、自分が作った作品を観ていた。どれも、自分の想いが詰まった作品だった。このアプリは「面白そうだから」という理由で入れたわけではない。語彙力。いろいろな人の作品を読んで理解する。はたまた、自分の作品が他者に理解できるか確かめる必要があった。勉強だ。しかし、やはり物語というものには作者の性格が出る。同じ言葉を使って繰り返して。このようなものが多々見られる。でもそれが良い。これからもこのアプリは続けて行くつもりだし、ちゃんと物語を作るのでどうぞ今後ともよろしくお願いします。

7/27/2024, 9:47:59 PM

【昨日始めたこと。】
 夏休み、もっとゲームができるかとウキウキしていた。しかし、それは間違いだった。いつもだったら、平日はできないが、休日は勉強した分ゲームができた。夏休みに入るとその休日のような仕組みが永遠に続くと思っていた。
 夏休みに入ってまず最初にやったのが勉強(宿題)。そしてゲーム。そしてまた勉強にゲーム。2回目は怒られなかった。つまり、休日のいつも道理のスタンスが続けられる!と思ってた。何回か、それを繰り返していると、
母「あんた、いつまでやってんの?もう1時間は過ぎてるでしょ。」
え?今更何いってんすか、て全力で思った。
僕「夏休みって休日よね?」
不安になりながら聞く。
母「えぇ、休日よ。」
僕「なら…。」
母「あんたはメリハリがなさすぎる。1日1時間にしなさい。」
はぁー?なんでやねん。その後もいろいと反論してみたものの、時間が増えたりスタンスが変更することはなかった。
 ゲームを1時間やったら、あとはなにすんねん、ってなる。そういうときに役立つのがスマホ。ユーチューブやスマホゲームをして遊んだ。しかし、動画の更新は遅く、スマホゲームも同じことの繰り返しをしているようで飽きてしまった。親にこっそりとアプリをダウンロードもしてみた。しかし、それほど面白いものなどなかった。そして昨日。新しく「IRIAM」というアプリをダウンロードしてみた。これはVチューバーになれるアプリらしい。試しに配信もやってみた。まぁまぁ面白かった。知らない人と初見で話して、フォローしあって。ユーチューバーを目指してる僕にとっては始めの一歩のようなものだった。「楽しい」という感情が復活してきた感じがする。君も、なにか生きがいを探してみてください。

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